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2018.5.26

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むちゃぶり

最近何人かのCOOの方のお話を聞く機会があり、

そこで共通する話が

「社長からの無茶振りがすごい」

というものでした。

「2ヶ月以内にトップセールスマン2人採用してきて。」
「ホームページ、もっとかっこいい感じにして。」
「再来週からアメリカ支店の立上げに行ってきて。」

そんなリクエストをどんどんされるみたいです。
ただ、彼らは嬉しそうに「無茶振りがすごいんですよー」
と言っていて、

どんだけMなんだ、、
と思いました。

ただ、同時に言っていたのは
「社長は具体化する能力や落とし込む能力がないけど、それでいい。
むしろそれがいい。」
という内容のことでした。

上下ではなく、役割分担なんだなと感じました。

スティーブ・ジョブズの映画を見た当時私が思ったのは
「絶対こんな人の元で働きたくない」
というものでした。

理不尽や無茶振りがひどいです。
「できない理由はいいからこれ1週間でやって。」
と到底不可能なリクエストを周りの人たちになんの躊躇もなくしているんです。


ひどいなwと思っていましたが
いま社会人経験を積んで

無茶振りは本当に成長を加速度的に促すなぁと思います。
無茶振りというのは人からの無茶振りもそうですし、
自分で自分に無茶振りをすることもあります。

小学生の時、学年リレーにも選べれませんでしたが「陸上で全国大会に出る」と決めて朝5時半に起きて走っていました。結果、リレーで全国に出ました。

中学生の時、メンバーが自分以外誰もいなくて大会出場すらままならなかった時「駅伝で九州大会出る」と決めて駅伝部を創設し、メンバーを集めて九州大会まであと一歩まで行きました。結果、九州大会まであと一歩のところまでいきました。

高校の時、模試でE判定しか取ったとことがありませんでしたが「京大にいく!」と決めて1ヶ月で38年分過去問を解いて合格しました。

大学の時、漢気じゃんけんで20万強を突如失い、予定していた旅行に行けなくなりそうだったのでイベントを急遽企画し、1ヶ月半で100万円売上を出して利益がっぽり稼ぎました。


思えば、一見不可能というか無茶に思えることを
あの手この手で試行錯誤していった経験がものすごく自分を成長させてくれました。

無茶振りこそが成長を引き起こすものだなと思います。

そういう意味では無茶振りをしてくれる上司がいることはひじょうに有難い環境だなと思います。

できることだけしかさせない。
ちょっと背伸びしたくらいのことしかできない。
そんな環境では成長も目に見えています。

とんでもなく背伸びしたことをするくらいがちょうどいいなぁと思います。

世の中で言うハイパフォーマンスの人って
きっと自分で自分に無茶振りできる人なんじゃないかと思います。



「知識労働者というものは、自らが自らに課す要求に応じて成長する。
自らが成果や業績とみなすものに従って成長する。
自らに少ししか求めなければ成長しない。多くを求めるならば
何も達成しない者と同じ努力で巨人に成長する。」

ドラッガーがこう言っています。


(余談ですが、「ドラッガーが言っています。」
とつければどうでもいいセリフでもそれっぽく聞こえてしまうから不思議です。

例えば、

「ロリコンは正義だ」byピーター・ドラッガー

みたいな感じです。
なんか急に説得力が増します。
ドラッガー先生すごいです。)


・自分で自分に無茶振りをする
・無茶振りを躊躇なくしてくれる人を近くにおく

このどちらかをやれば
驚くほどのスピードで成長が得られます。

どんな無茶に挑戦しているか?

この問いに答えられないとすると
成長角度が驚くほどの緩やかになっている可能性があるなぁと自分に言い聞かせようと思いました。


そして、最近無茶振りを自分にできていないなぁと正直思いました。
フルコミッションで明日のご飯を悩む時期を乗り越え、
アフリカにダウン売りに行ったり、
あまり泳げない中アイアンマンにチャレンジしたり、
そんな無茶振りを最近自分にできていないなぁと。


ちょっと緊張がおきるくらいの
背伸びをしてみます。




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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸