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2018.5.20

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リーダーシップ


「船を造りたければ、人々に木を集めさせ、仕事を割り振り、命令するのではいけません。
その代わりに、広大で無限の海にあこがれるように仕込むのです。」


星の王子さまの作者のサン・デグジュベリの言葉です。

ビジョン経営とはまさにこのことだなと思いました。

「この資料作っといて。」
「営業であの会社と提携しよう。」
「どうやったら売れる商品つくれるか?」

みたいな会話をよく聞きますが、
”広大で無限の海”の話をどれだけできているのか?

と我が身を振り返りました。

先日ある経営者の人と話をしていて
「売上や利益には全然興味がない。そこは本質ではなくて、そのサービスがないと困る人が世の中にどれくらいいるのか?そのサービスがあることで喜ぶ人が世の中にどれくらいいるのか?に興味がある」

ということを聞きました。

資本主義であるがゆえに
価値基準が経済的な指標にいきがち(そしてそれは定量的でわかりやすいし)ですが

実際、
価値主義や感謝主義という言葉が最近よく聞くように

社会にどんな影響をもたらすものなのか?
を話す必要性と効果性を感じました。


そういう意味では
すごい会議のようなコンサル会社は
ビジョンを持ちにくいなぁと思います。

クライアントファーストという強い文化があります。

「それってクライアントにとってベストなの?」
「クライアントのためになってるの?」
「クライアントのインパクトはどうなってるの?」

そういう会話がよくなされるわけですが、
それによってどんな世界を実現したいのか?
は結構人によったりします。

共通しているのは
クライアントを大成功させたいということと
仕事に本気であることです。

ただ、もっとビジョンを明確に打ち出し、
日々言葉として社内に伝えていったほうが

仕事のやり方も今後の展開も変化していきそうだなとふと考えました。

冒頭に書いた、木の集め方や縄の縛り方をいくら口すっぱく口にしても
それ以上にはなりませんが

広大で無限の海への憧れを語り続ければ
次々と新しい発想や内容が浮かんできそうだなと感じたからです。

これは1つ1つの業務も一緒で、
しばらく人に何かを依頼するときは
一緒にその依頼の先にあるビジョンも一緒に伝えるようにしてみようと思います。

とりあえず3ヶ月くらい実験してみて
どう変わるのか?
もしくは何も変わらないのか?
試してみます。

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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸