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2018.8.5
- BLOG
完了
社会人になってから使うようになった言葉に「完了」「未完了」という言葉があります。
「完了」とは、
相手と働く関係をつくるために本物の自分を相手と共有すること。お互いの合意のもと物事を始める・進めて行く・終わらせること。
「未完了」とは、
物事の始まりや終わり、途中経過などについて関係する人に合意がないまま進んでいる、あるいは止まっている状態のことを言います。
例えば、
・ご飯をご馳走になって、翌日「昨日はごちそうさまでした!」と一言お礼を言えているのかどうか。
・物を借りたら返す期日を決めているかどうか。
・「渋谷でオススメのお店教えて」と言った人に対して、教えてもらったお店に行ったのかどうか、行ったとしたらどうだったのかを報告しているのかどうか。
・言いたいことがあるけれど、(今度会った時に言おう)と思ったままになっていて、次会う日が決まっているのかどうか。
など、そんなイメージです。
約束を守っているのかどうか?
というニュアンスに近いですが
違いは"約束を守らなくてもその合意がされていれば完了している"ということです。
「〜します。と言っていましたが、やはりやらないことを決めました。」
この連絡が完了のコミュニケーションです。
完了と似た言葉に終了があります。
Complete と Finishの違いです。
終了とは双方の合意如何に関わらず時間とともに物事が完結することを言います。
2018年が終わると、2018年は終了します。
2018年を振り返ると2018年は完了します。
とまぁ、この区別は横に置いておいて、、
なぜこの完了・未完了の言葉をよく使うかと言うと、
未完了の多い状態で成果が出るはずがない。
1つ1つ完了していれば成果は勝手についてくる。
と言われているからです。
実際自分の体験として
完了のクセづけをしてから成果が上がったことがあります。
私自身ある素晴らしいコーチの方から定期的にコーチングを受けているのですが
ある時、
「今から10分で未完了なことを書けるだけ紙に書いて。」と言われて
未完了を書き出すワークをしました。
・〜やろう!と思っているけどやってない。
・あの人に連絡する。って言ったのに連絡していない
・〜を買おうと思っているけど買っていない。
・お金を以前借りていて未だ返していない
・お金を貸していて未だに返って来ていない
など30個くらい未完了を書きました。
すると、
「30個!?少なすぎ!少なくとも100個くらいはあるわ!延長するから正直になって未完了書きなさい。」と言われました。
いやいや、十分出したわw
と思っていたのですが、
振り返ると
・中学の時に喧嘩して以来一切話していなくて仲直りしていない人がいること
・いつもお土産をもらっているけど、自分からのお礼を全然できていない人がいること
・部屋の中で汚いなぁと思いつついっこうに掃除が進んでいないこと
などたくさん出てきました。
全部で結局70個くらい出ました。
「いつまでに完了するか決めて。」と言われて
全ての項目に対していつまでに完了するのか?を決めました。
「連絡しようと思っていたけどしていない。」という項目は、「もう、連絡しない。この人とは付き合わない!」と決めるものもあれば、
中学の友達の連絡先を人づてに聞き出して、
10年ぶりに会話して謝ったものもありました。
部屋を掃除し、捨てるべきものを捨て、
買うものを書い、
お金を借りっぱなしの人には返し、
貸しっぱなしの人からは返してもらいました。
大体3ヶ月くらいをかけて
70個の項目を完了しました。
そうすると、すごく頭がスッキリするんです。
パソコンのタブめっちゃ開きっぱなしで仕事していたのが、不要なタブを消してネットの速度が速くなった、そんな感覚です。
何かに追われることがなくなり、毎日に余裕が生まれ、
1つ1つの連絡が丁寧になり、未完了を生み出すことが減るようになりました。
人間の脳の使える割合は決まっているとよく言いますが、
完了→脳の中から消える
未完了→脳の中の一部の容量をずっと使い続ける
ようです。
完了なくして成果なし。
の意味がよく分かりました。
奥さんと喧嘩した日には
奥さんとの関係性が未完了なので
仕事が手につかなくなるわけです。
奥さんのことは仕事終わってから考える!
と決めれば完了になるわけですが、、
こういった脳の特徴をつかむだけでも日々のパフォーマンスは上がるなぁと実感しています。
未完了はほっとくとあっという間に大量に蓄積されていくので
都度都度未完了を完了する時間をスケジュールにいれていきます。
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「完了」とは、
相手と働く関係をつくるために本物の自分を相手と共有すること。お互いの合意のもと物事を始める・進めて行く・終わらせること。
「未完了」とは、
物事の始まりや終わり、途中経過などについて関係する人に合意がないまま進んでいる、あるいは止まっている状態のことを言います。
例えば、
・ご飯をご馳走になって、翌日「昨日はごちそうさまでした!」と一言お礼を言えているのかどうか。
・物を借りたら返す期日を決めているかどうか。
・「渋谷でオススメのお店教えて」と言った人に対して、教えてもらったお店に行ったのかどうか、行ったとしたらどうだったのかを報告しているのかどうか。
・言いたいことがあるけれど、(今度会った時に言おう)と思ったままになっていて、次会う日が決まっているのかどうか。
など、そんなイメージです。
約束を守っているのかどうか?
というニュアンスに近いですが
違いは"約束を守らなくてもその合意がされていれば完了している"ということです。
「〜します。と言っていましたが、やはりやらないことを決めました。」
この連絡が完了のコミュニケーションです。
完了と似た言葉に終了があります。
Complete と Finishの違いです。
終了とは双方の合意如何に関わらず時間とともに物事が完結することを言います。
2018年が終わると、2018年は終了します。
2018年を振り返ると2018年は完了します。
とまぁ、この区別は横に置いておいて、、
なぜこの完了・未完了の言葉をよく使うかと言うと、
未完了の多い状態で成果が出るはずがない。
1つ1つ完了していれば成果は勝手についてくる。
と言われているからです。
実際自分の体験として
完了のクセづけをしてから成果が上がったことがあります。
私自身ある素晴らしいコーチの方から定期的にコーチングを受けているのですが
ある時、
「今から10分で未完了なことを書けるだけ紙に書いて。」と言われて
未完了を書き出すワークをしました。
・〜やろう!と思っているけどやってない。
・あの人に連絡する。って言ったのに連絡していない
・〜を買おうと思っているけど買っていない。
・お金を以前借りていて未だ返していない
・お金を貸していて未だに返って来ていない
など30個くらい未完了を書きました。
すると、
「30個!?少なすぎ!少なくとも100個くらいはあるわ!延長するから正直になって未完了書きなさい。」と言われました。
いやいや、十分出したわw
と思っていたのですが、
振り返ると
・中学の時に喧嘩して以来一切話していなくて仲直りしていない人がいること
・いつもお土産をもらっているけど、自分からのお礼を全然できていない人がいること
・部屋の中で汚いなぁと思いつついっこうに掃除が進んでいないこと
などたくさん出てきました。
全部で結局70個くらい出ました。
「いつまでに完了するか決めて。」と言われて
全ての項目に対していつまでに完了するのか?を決めました。
「連絡しようと思っていたけどしていない。」という項目は、「もう、連絡しない。この人とは付き合わない!」と決めるものもあれば、
中学の友達の連絡先を人づてに聞き出して、
10年ぶりに会話して謝ったものもありました。
部屋を掃除し、捨てるべきものを捨て、
買うものを書い、
お金を借りっぱなしの人には返し、
貸しっぱなしの人からは返してもらいました。
大体3ヶ月くらいをかけて
70個の項目を完了しました。
そうすると、すごく頭がスッキリするんです。
パソコンのタブめっちゃ開きっぱなしで仕事していたのが、不要なタブを消してネットの速度が速くなった、そんな感覚です。
何かに追われることがなくなり、毎日に余裕が生まれ、
1つ1つの連絡が丁寧になり、未完了を生み出すことが減るようになりました。
人間の脳の使える割合は決まっているとよく言いますが、
完了→脳の中から消える
未完了→脳の中の一部の容量をずっと使い続ける
ようです。
完了なくして成果なし。
の意味がよく分かりました。
奥さんと喧嘩した日には
奥さんとの関係性が未完了なので
仕事が手につかなくなるわけです。
奥さんのことは仕事終わってから考える!
と決めれば完了になるわけですが、、
こういった脳の特徴をつかむだけでも日々のパフォーマンスは上がるなぁと実感しています。
未完了はほっとくとあっという間に大量に蓄積されていくので
都度都度未完了を完了する時間をスケジュールにいれていきます。