楽しそうに働き、笑顔もアイディアも増えた。
そんな雰囲気の中で会社のビジョン達成のために
全員が手段を問わず、自ら行動し始める。

レッドフォックス株式会社

代表取締役別所 宏恭 氏

設立:1990年

事業内容:アプリケーション開発


自分たちの存在意義であったビジョンの変化が1番の課題でした





ー  まずは御社の事業内容を教えてください。
弊社はスマートフォンを使った働き方改革アプリ「cyzen」を提供しています。 スマートフォンが私たちの生活をこれほどまでに画期的に変えたのに、企業はスマートフォンを活用できていません。なぜなんでしょうか?その答えは、スマートフォンを使った新しい働き方を企業が発明していないからだと思っています。お客様にスマートフォンを使った新しい働き方を発明していただく、そのためのプラットフォームスマートフォンアクセラレーター、それが私たちの事業です。

ー  すごい会議導入前の課題は何でしたか?

ほとんどの企業がミッション先行型である中で、私たちの会社はビジョン先行型です。すなわち、今ある社会をこんな社会に変えたい、その新しい社会というのがビジョンでそれを事業を通じて実現する。この事業における前提条件をミッションとしています。会社設立当時は、経験年数でコンピューターエンジニアが測られており、そうではなくもっと正当にエンジニアを評価する、エンジニアの地位を向上することをビジョンとして起業しました。しかしそんな世の中になってしまった今、実は私たちの存在意義について揺らいでいた時期がありました。その中で我々のビジョン、我々がやるべきこと、それを「cyzen」に見出しました。でも元々私たちはビジョン先行型の企業だったので、ビジョンが変わっちゃったことそれ自体が1番の課題でした。

ー すごい会議を導入する決め手はなんでしたか?
この新しいビジョンはオーナーが勝手に決めたことなのでメンバーも簡単に合意はできないんですよね。そうすると組織は変わらないんですよね。でもビジョンが変わったからこそ、私たちも本当は変わらなければいけない。我々がすごい会議に求めたのは、人が変わらない中でも組織が変わることでした。実は、すごい会議については大橋さんに十数年前に来ていただいたことがあったので知っていました。しかしその時は特に何も変える必要がなかったんです。ところが今回改めて紹介を受けたときにすごい会議を導入しようと決めたのは全て鈴木さんという人にありました。この人はすごいんです。本当にね、すごいのが、体重80キロにも関わらずマラソンで 3 時間を切るそんなの不可能じゃないですか?それをやろうとする人なんですよ。他にも、アフリカに行ってダウンジャケット100 枚売るとか、聞けば聞くほど常識がない。これこそ私たちが求めていたものです。メンタルブロックを破壊する、常識を壊す、壁の向こうに何かがある。それを彼なら導いてくれると私は思ったから導入を決意しました。









会社や自分自身に起きた様々な変化





ー  導入して一番変わったことは何ですか?
すごい会議を導入する時ってやはり企業が大きく変革する時だと思うんですよ。では、変革させるため組織を変えるため1番何が大切か?それはそこにいる人が変わること。人が変わらなかったら組織は変わらないんです。ただ、単純に人を入れ替えれば期待した組織文化になる、そんなわけでもないんですよ。あともう1つ問題なのは、この人が変わる時に、誰が残って誰が止めるのか、っていうジャッジを他人が簡単にできないことなんですよね。だからこそ、この人が変わるっていうときにはものすごくパワーが必要になります。そしてそれを誘導しないとベストな組織文化にならない。それを誘導するためにはすごい会議が必要だと思いましたし、そのためには鈴木さんが必要だと思いました。

ー  どのようにメンバーが変化していきましたか?
すごい会議のカリキュラム上で言わないといけない雰囲気を作っちゃう。自分の思い描いていたところに対してそれよりも上の挑戦をさせるし、納得してないかもしれないけれど、その上の挑戦ををやりますと言っちゃうんですよね。別にこれ、できるかどうかは重要じゃないと思うんですよね。挑戦することが大事だと思います。でもこれをやるときに、「これやりたくないです」って言う人が自然と去っていくんですよ。ここが1番いいんです。組織の全ての人間がやりたいと思っていて、かつできると思っていなかったら大きな事はできないんですよ。今の世の中、全てにおいて競争ですから。本当にこれをやりたい、本当にこれができる、と思っている人間だけの組織にするために何が重要か本人の口から自然に出てくるようになる。そんな変化が起き、これが本当に良かったなと思います。

ー 自身にとってどんな変化が起きましたか?
楽しくなった、毎日仕事が楽しいし、みんな勝手に動いてくれるし、こんないいことないですよ。ちなみに去年の1月10日に子供が僕生まれたんですけど、もうずっと時短で働けるようになりました。

ー  会社としてどういう成果が生まれましたか?
ムードが変わりました。楽しそうにみんなが働いていますし、笑顔も増えたし、アイディアもどんどん出てくるようになりました。とにかく、やるべき事は仕事ではなくてビジョンの達成なので、ビジョンをみんなやりたいと思っていて、できると思っているので、後は手段はどうでもいいんですよね。手段は何でもいいからこれをどうにかして達成しようという雰囲気が作られました。実際に最も簡単なのは、やり方を知ってる人に直接聞く、もしくはやり方を知っているところからやり方を持ってくること。とにかくビジョンを達成するために、みんながもうあの手この手を尽くしてやっていく、しかもそれをみんなが楽しそうにやる。そんな組織文化が生まれました。









すごい会議を経た御社の更なるビジョン





ー  すごい会議のメソッドで一番印象に残っているものは何ですか?
特殊事例だと思うんですが、うちは外から大物が入ってきたんですよ。そうするとその人はもう発想が飛躍しちゃってるんです。するとその人のアイディアに僕自身が気づかされたってことがありました。確かにそうだねってなっちゃったんですよ。会社って入ってから時間が経ってくると、なんとなくみんな空気読むようになっちゃうじゃないですか。ですので、入ってすぐの人がいるタイミングでやるといいかもしれないですね。あともう1つ気に入っているのがあって、すごい会議のメソッドで、言わなきゃいけない雰囲気になるって言うのが好きなんですよ。言い訳できない状況に追い込むっていうものだと僕は認識してるんですが、でもその結果物事に白黒がつく。それが印象的でした。

ー  すごい会議はどのような価値を生むと思いますか
今、企業が変わらなきゃいけないっていうのはどこも肌で感じてると思うんですが、でも実際どう変わればいいのか?どうやったら変われるのか?という疑問も持っていると思うんですよ。で、その答えはやはり社外にあると思うんです。その社外にある答えを導き出してくれるのがすごい会議だと思っています。別に、すごい会議がなければ世の中が良くならないとまでは思いませんが、すごい会議をすれば自分たちの会社や従業員たちの中にある隠れたポテンシャルを見つける可能性が高まると思います。それは今の時代、高度成長期と同じ価値観で生きてきた時代と違う、特に日本は少子高齢化で今までのように安い賃金で労働力は手に入らない、だからこそ価値観やビジネスモデルを変えていかないといけない。そんな時に企業に寄り添って問題解決をしてくれるパートナーがすごい会議であり鈴木さんだと僕は思ってます。

ー これからの御社のビジョンを教えてください
我々のビジョンは「働くを楽しく」することです。今の社会の仕組みや企業の使うほとんどのサービスが欧米から来ています。欧米の文化のベースはラテンであり、ラテンの、つまりギリシャの労働の文化は、「労働は奴隷がするもの」なんです。つまり労働に対する感謝もリスペクトもなければ、労働してしまうというのは奴隷のやることを奪うということだ、という価値観です。その人たちが作ったサービスを使うっていうのは、その価値観を受け入れないと機能しないんと思うんですよ。パッケージソフトの時代は良かったんです。価値観が違うからといって自分たちでフルスクラッチで作るといっても 2、3倍のコストで済みましたから。でも今はサーズの時代、サーズの時代となると10 倍、下手したら100倍のコストがかかってしまってもおかしくない。そうなると既存サービスを受け入れるしかない。だからこそ、そこに「労働が楽しくて生き甲斐になる」という前提のサービスを選択肢として世界に広めていきます。別にいいんです青色を選びたかったら青色を選んでも。でも赤も選べます。そんな世の中にします。










Day 2021年8月24日

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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸