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2020.12.6
- BLOG
問題は何ですか?
「問題は何ですか?」
仕事柄、この質問を毎日のように人に投げかけています。
「問題は何か?」に対するいろんな人の回答を聞いていて、自分の中でいくつかの区別を考えたので、それを書きます。
①問題は何か?の回答次第でその人の視点が分かる。
問題という認識があるということは、その人が「解決したい!」と望んでいることになりますが、どのレベルの問題に悩んでいるのか?でその人がどの立場に立っているのかが分かります。
1)問題を「個人」においているのか、「チーム」においているのか、「事業部」においているのか、「会社」においているのか、「業界」においているのか、「国」においているのか、「世界」においているのか?
例えば、
「給与が低い」「アポが取れない」みたいな問題は個人にフォーカスが置かれていますし、「営業マンごとに成約率に差がある」みたいな問題はチームにフォーカスがある、みたいな感じです。
プレイヤーとして個人の目標を追いかけている人から個人の問題が出てくるのは健全で、プレイヤーにも関わらず、チームとしての問題や事業部としての問題が出てくる人は視座が高いと言えます。
逆もまた然りで、会社全体のことを考える立場なのにチームや個人の問題ばかりを挙げる人がいると、視座が低いとなり得ます。
2)問題が自社に向いているのか、顧客に向いているのか?
問題を語られるときの文脈が自社の業績や自分達の利益ベースで語られる会社と、顧客に対してこれは問題だ!と語られる会社に大きく分かれます。
この違いは結構面白くて、自社について語られる問題と顧客について語られる問題の割合が会社によってかなり特徴があるので、興味深いです。
企業文化なんかはここからつくられるんだろうなとも思ったりします。
3)問題を語られる文脈が自分で解決する意思があるのか、環境や人のせいにしているのか?
自責思考、他責思考というものがありますが、問題を聞いていると自責か他責かも何となくわかります。
②問題と課題の違い
僕は意図的に「課題は何ですか?」という質問ではなく、「問題は何ですか?」と聞いています。
問題と課題は別物だと思っているからです。
問題;実際に起きている事象で、目標を達成する上で変える必要があるもの
課題;問題をどのように解決してくのか?の方向性
例えば、
「営業マンの成約率が10%の人もいれば60%を超えている人もいる」が問題で
課題は「どうやって平均成約率を50%にできるのか?」といった具合です。
「人口が減少していて、20代が誰も村に住んでいない」が問題で
「人口どう増やすか?」が課題です。
で、課題設定をしてしまうと、問題は何なのか?という思考は消え去り、この課題をどうやったら解けるか?に頭が動きます。
ところが、問題特定をしっかりしていないと、課題設定それであってるの?ということになります。
人口増やすことが課題なのか?
村に今住んでいる人の生活を守ることが課題なのか?
人口を増やす問題解決よりも、村の人が快適に生活するためにどうやったらいいのか?の問題解決の方がもしかしたら容易かもしれません。
問題解決は今ある限られたリソースをどのように分配するか?という話なのでせっかくであればコスパの良いというか、最小の努力で成果の出る方法で取り組みたいものです。
そのためには、問題は何で、課題はどこにあるのか?の認識をしっかり全員で揃えることが重要です。
課題から入ってしまうと、視野が狭まるので
「そもそも何の問題を解決したいんでしたっけ?」
「これって何のためにやるんですか?」とよく聞きます。
手順としては
問題は何で、課題は何なのか?という2段階で話した方がいいのかなと最近思っています。
③問題と解決策の違い
「問題は何ですか?」という質問に対して
「チームビルディングです」「ビジョンを作ることです」「web領域専門の人を採用することです」というように答える人がいます。
僕がいうには、これらの回答は問題ではなく解決策です。
(問題は何なんだろう。。)と心の中で思うことがあります笑
おそらく頭の回転が早いのか、頭の中で解決策を考えて、「これをやればいい!」というような思考で話をされているのかと思いますが、
問題と課題の違いの話に近く、結局何の問題を解決したいのか?から議論を始めないと
枝葉の議論で終わることがありますし、視野が狭くなることがあります。
もっともっと「問題特定」に関する自分の理解度を上げて、成果出せるようになりたいです。
何度やっても正解がなく、ただやればやるほど学習が起きて、できることや分かることが日に日に増えるこの仕事は本当に難しくて楽しいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯ゆとり世代(20代)限定のコミュニティ運営しています
「このコミュニティがなければ生まれなかった行動がたくさん起きる」ことを目的に
20代のあらゆる行動のきっかけづくりの場として情報共有やオフ会や悩み相談や目標達成なんかを応援し合っています。
自分と全く違う領域で活躍している人の情報ってなかなか手に入らないですが
(しかも最近人と会えないし)
刺激が得られる場になったらいいなー!って思っています!
無料ですのでぜひ入ってください!
https://peraichi.com/landing_pages/view/yutori-movement
◯1on1コーチングやります!ご興味ある方は以下のURLよりお申し込みを!
https://kazuma-ishida.studio.site/coaching
◯Twitterやっています
ブログまではいかないけれども、日々の気付きや学んだこと、会議のノウハウなどをつぶやいています。
フォローしてください^^
https://mobile.twitter.com/umpump123
◯一緒に働く仲間を探しています。組織のコーチングによりクライアント企業の一見不可能に見えることを可能にする最高にやりがいのある仕事です。
サポートが好きて、成長意欲があり、覚悟がある方はぜひ
ishida@sugoikaigidosue.jp
までご連絡ください。
◯クライアントの明太子屋さんです。
直販限定で、どこにも卸していない知る人ぞ知る名明太子です!
明太子好きな方はぜひ!
https://www.hakatamentai.jp/fs/simamoto/c/original
◯クライアントの箱根の旅館です
箱根で1泊2食付きでなんと1万円ちょっとで泊まれます。安くてしかも質も高いです。
高くて質がいいは当たり前ですが、安くて質がいいを実現している素敵な癒しの旅館です。
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「問題は何ですか?」
仕事柄、この質問を毎日のように人に投げかけています。
「問題は何か?」に対するいろんな人の回答を聞いていて、自分の中でいくつかの区別を考えたので、それを書きます。
①問題は何か?の回答次第でその人の視点が分かる。
問題という認識があるということは、その人が「解決したい!」と望んでいることになりますが、どのレベルの問題に悩んでいるのか?でその人がどの立場に立っているのかが分かります。
1)問題を「個人」においているのか、「チーム」においているのか、「事業部」においているのか、「会社」においているのか、「業界」においているのか、「国」においているのか、「世界」においているのか?
例えば、
「給与が低い」「アポが取れない」みたいな問題は個人にフォーカスが置かれていますし、「営業マンごとに成約率に差がある」みたいな問題はチームにフォーカスがある、みたいな感じです。
プレイヤーとして個人の目標を追いかけている人から個人の問題が出てくるのは健全で、プレイヤーにも関わらず、チームとしての問題や事業部としての問題が出てくる人は視座が高いと言えます。
逆もまた然りで、会社全体のことを考える立場なのにチームや個人の問題ばかりを挙げる人がいると、視座が低いとなり得ます。
2)問題が自社に向いているのか、顧客に向いているのか?
問題を語られるときの文脈が自社の業績や自分達の利益ベースで語られる会社と、顧客に対してこれは問題だ!と語られる会社に大きく分かれます。
この違いは結構面白くて、自社について語られる問題と顧客について語られる問題の割合が会社によってかなり特徴があるので、興味深いです。
企業文化なんかはここからつくられるんだろうなとも思ったりします。
3)問題を語られる文脈が自分で解決する意思があるのか、環境や人のせいにしているのか?
自責思考、他責思考というものがありますが、問題を聞いていると自責か他責かも何となくわかります。
②問題と課題の違い
僕は意図的に「課題は何ですか?」という質問ではなく、「問題は何ですか?」と聞いています。
問題と課題は別物だと思っているからです。
問題;実際に起きている事象で、目標を達成する上で変える必要があるもの
課題;問題をどのように解決してくのか?の方向性
例えば、
「営業マンの成約率が10%の人もいれば60%を超えている人もいる」が問題で
課題は「どうやって平均成約率を50%にできるのか?」といった具合です。
「人口が減少していて、20代が誰も村に住んでいない」が問題で
「人口どう増やすか?」が課題です。
で、課題設定をしてしまうと、問題は何なのか?という思考は消え去り、この課題をどうやったら解けるか?に頭が動きます。
ところが、問題特定をしっかりしていないと、課題設定それであってるの?ということになります。
人口増やすことが課題なのか?
村に今住んでいる人の生活を守ることが課題なのか?
人口を増やす問題解決よりも、村の人が快適に生活するためにどうやったらいいのか?の問題解決の方がもしかしたら容易かもしれません。
問題解決は今ある限られたリソースをどのように分配するか?という話なのでせっかくであればコスパの良いというか、最小の努力で成果の出る方法で取り組みたいものです。
そのためには、問題は何で、課題はどこにあるのか?の認識をしっかり全員で揃えることが重要です。
課題から入ってしまうと、視野が狭まるので
「そもそも何の問題を解決したいんでしたっけ?」
「これって何のためにやるんですか?」とよく聞きます。
手順としては
問題は何で、課題は何なのか?という2段階で話した方がいいのかなと最近思っています。
③問題と解決策の違い
「問題は何ですか?」という質問に対して
「チームビルディングです」「ビジョンを作ることです」「web領域専門の人を採用することです」というように答える人がいます。
僕がいうには、これらの回答は問題ではなく解決策です。
(問題は何なんだろう。。)と心の中で思うことがあります笑
おそらく頭の回転が早いのか、頭の中で解決策を考えて、「これをやればいい!」というような思考で話をされているのかと思いますが、
問題と課題の違いの話に近く、結局何の問題を解決したいのか?から議論を始めないと
枝葉の議論で終わることがありますし、視野が狭くなることがあります。
もっともっと「問題特定」に関する自分の理解度を上げて、成果出せるようになりたいです。
何度やっても正解がなく、ただやればやるほど学習が起きて、できることや分かることが日に日に増えるこの仕事は本当に難しくて楽しいです。
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◯ゆとり世代(20代)限定のコミュニティ運営しています
「このコミュニティがなければ生まれなかった行動がたくさん起きる」ことを目的に
20代のあらゆる行動のきっかけづくりの場として情報共有やオフ会や悩み相談や目標達成なんかを応援し合っています。
自分と全く違う領域で活躍している人の情報ってなかなか手に入らないですが
(しかも最近人と会えないし)
刺激が得られる場になったらいいなー!って思っています!
無料ですのでぜひ入ってください!
https://peraichi.com/landing_pages/view/yutori-movement
◯1on1コーチングやります!ご興味ある方は以下のURLよりお申し込みを!
https://kazuma-ishida.studio.site/coaching
◯Twitterやっています
ブログまではいかないけれども、日々の気付きや学んだこと、会議のノウハウなどをつぶやいています。
フォローしてください^^
https://mobile.twitter.com/umpump123
◯一緒に働く仲間を探しています。組織のコーチングによりクライアント企業の一見不可能に見えることを可能にする最高にやりがいのある仕事です。
サポートが好きて、成長意欲があり、覚悟がある方はぜひ
ishida@sugoikaigidosue.jp
までご連絡ください。
◯クライアントの明太子屋さんです。
直販限定で、どこにも卸していない知る人ぞ知る名明太子です!
明太子好きな方はぜひ!
https://www.hakatamentai.jp/fs/simamoto/c/original
◯クライアントの箱根の旅館です
箱根で1泊2食付きでなんと1万円ちょっとで泊まれます。安くてしかも質も高いです。
高くて質がいいは当たり前ですが、安くて質がいいを実現している素敵な癒しの旅館です。