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2020.3.23
- BLOG
もんだい
問題解決を普段やっているのですが
「問題」とは何か?
社内で共通言語になっているかどうか?ということが個人的には非常に重要です。
あなたがいうには「問題」とは何ですか?
国語辞典を引くと
・回答を求める問い
・困った出来事
・思わしくないこと
なんて定義が出てきますが
私は「会議」という場においてビジネスにおいて問題の定義を定めていて
「その事柄を解決しなければ目標達成できない事象」
これが問題の定義です。
(会議においてそのように定義したほうが生産的になる。という自分の立場であって異論は認めますので、そのような前提で読んでもらえると嬉しいです)
「彼女が欲しい」という目標を掲げていた時に
「おしゃれじゃない」ということは果たして問題なのかどうか?ということです。
おしゃれじゃないことを解決しなければ彼女ができないのであれば、それはなんとかしなければ目標達成できないので「問題」に当たります。
ただ、おしゃれじゃなくても彼女がいる人は世の中にたくさんいるわけで、
であれば問題ではないのかもしれません。
(おそらくこれが問題に当たるかどうかは彼女にしたい属性やおしゃれじゃない度合いによる)
以下、この定義に則って会議でよくある非生産的な会話について書きます。
①「問題」ではなく「結果」をいう人
「問題は何ですか?」
「売上目標に対してあと2000万円足りないことです。」
こんな会話をよく耳にします。
「売上目標に対してあと2000万円足りないこと」
これ、問題じゃありません。
結果です。
彼女をつくることが目標です!
今の問題は彼女がいないことです。
って言ってるようなもんです。
この表現かなりおかしくないですか?
そもそも彼女をつくることを目標においているんだから
彼女がいないことは前提じゃん!と。
それなのに問題を「彼女がいないことです。」って言ったり、
売上目標の問題解決をしているのに
「問題は売上目標達成していないことです!」っていうのって
「その事柄を解決しなければ目標達成できないこと」ではありません。
②「問題」ではなく「解決策」をいう人
「問題は何ですか?」
「組織のルールを定めることです!」
こんな会話があります。
「組織のルールを定めること」は何かの施策であり、解決策であって問題じゃありません。
問題は何か?って聞いてるのに
全然質問に答えていません。
「いま、お腹どれくらいすいてる?」
「焼肉!」
こんな会話くらい意味わからないんですが
いろんな会議でこんな会話が多発しています。
「間違った問題の正しい解決策ほど手に負えないものはない」と
ドラッガー様が言っていますが
問題の特定をどうするか?は非常に大事なんじゃないかと思うわけです。
③問題は「事象」であるのに「概念」を話す人
「問題はなんですか?」
「主体性がないことです」
「主体性がないこと」は見えません。
「社員からの提案がないこと」は見えます。
問題を話していると抽象化していくと
「責任感」
「主体性」
「モチベーション」
「プロ意識」
みたいな概念に問題が置き換えられます。
全員に責任感をもってもらうにはどうしたらいいか?
という議論は非常に重要で、
まさに全社員が自責思考になるとあらゆる問題がものすごいスピードで解決していくことになると思います。
ただし、本当に解決したいのは
主体性があることによって
顧客により高い価値を提供することであったり
売上や利益を上げることであったり
より定着率の高い組織にすることであったり
主体性は手段であって目的ではないはずです。
(社員の主体性をもつことを目的にしている会社があるとしたら社会からはそんな会社必要とはされないはず)
ということは
手段の目的化自体がここになっていまいます。
主体性がないことによって何が問題なのか?
責任感が希薄なことで何が問題なのか?
モチベーションが低いことで何が問題なのか?
プロ意識が低いことで何が問題なのか?
これらの問いの答えのほうが
ここでいう「問題」となります。
*おまけ
④問題を聞けば立場が分かる
「いまの会社の最も重要な問題はなんですか?」という質問に対して以下のような回答をした人がいたとします。
A「給与が低いことです」
B「部署の連携がうまくいっていないことです」
C「残業が多いことです」
D「人手が足りていないことです」
E「顧客への提供価値が日本一レベルになっていないことです」
F「仕事が楽しくないことです」
さて、A〜Fの人の役職やどのようなモチベーションで仕事をしているのか?がなんとなく分かります。
問題は「その事柄を解決しなければ目標達成できない事象」なので
目標がなければ問題は生まれないわけです。
「女の子にモテない!」と言っている人は女の子にモテたいわけです。
ゲイだったり、2次元にしか興味がないという人は「女の子にモテない」ことを問題におもいません。だって目標がないから。
すなわち問題を聞くと
その人が何を目指しているのか?何を大切にしているのか?がめちゃくちゃ分かります。
そんなこんなで
「問題はなんですか?」という会議の始まりと
その回答が僕はめちゃくちゃ面白くて楽しいわけです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯20代限定のコミュニティ運営しています
「このコミュニティがなければ生まれなかった行動がたくさん起きる」ことを目的に
20代のあらゆる行動のきっかけづくりの場として情報共有やオフ会や悩み相談や目標達成なんかを応援し合っています。
女優や、ニート、起業家も投資家もサラリーマンも学生も色んな人が参加していて毎日活発に盛り上がっています!!
歴史を学びなおしたいと思い立ち、このコミュニティメンバーの何人かで定期的に歴史勉強会やることになりました。
やりたいことを早速行動に移せる場があることが僕にとっての価値になっています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/yutori-movement
◯お仕事の依頼、すごい会議のリクルートに興味がある方は以下のアドレスにご連絡ください。
ishida@sugoikaigidosue.jp
(私が価値貢献できることの例)
−会議の生産性向上(会議の時間、半分にします)
−コーチング研修(マネージャー向けに、コーチングレベルを一定レベルまで鍛えます)
−経営チームに対するコーチング(経営の目標達成をサポートします)
−新卒研修(自分で考えて動くマインドセットとスキルセットの土台をつくります)
◯Twitterやっています
ブログまではいかないけれども、日々の気付きや学んだこと、会議のノウハウなどをつぶやいています。
フォローしてください^^
https://mobile.twitter.com/umpump123
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問題解決を普段やっているのですが
「問題」とは何か?
社内で共通言語になっているかどうか?ということが個人的には非常に重要です。
あなたがいうには「問題」とは何ですか?
国語辞典を引くと
・回答を求める問い
・困った出来事
・思わしくないこと
なんて定義が出てきますが
私は「会議」という場においてビジネスにおいて問題の定義を定めていて
「その事柄を解決しなければ目標達成できない事象」
これが問題の定義です。
(会議においてそのように定義したほうが生産的になる。という自分の立場であって異論は認めますので、そのような前提で読んでもらえると嬉しいです)
「彼女が欲しい」という目標を掲げていた時に
「おしゃれじゃない」ということは果たして問題なのかどうか?ということです。
おしゃれじゃないことを解決しなければ彼女ができないのであれば、それはなんとかしなければ目標達成できないので「問題」に当たります。
ただ、おしゃれじゃなくても彼女がいる人は世の中にたくさんいるわけで、
であれば問題ではないのかもしれません。
(おそらくこれが問題に当たるかどうかは彼女にしたい属性やおしゃれじゃない度合いによる)
以下、この定義に則って会議でよくある非生産的な会話について書きます。
①「問題」ではなく「結果」をいう人
「問題は何ですか?」
「売上目標に対してあと2000万円足りないことです。」
こんな会話をよく耳にします。
「売上目標に対してあと2000万円足りないこと」
これ、問題じゃありません。
結果です。
彼女をつくることが目標です!
今の問題は彼女がいないことです。
って言ってるようなもんです。
この表現かなりおかしくないですか?
そもそも彼女をつくることを目標においているんだから
彼女がいないことは前提じゃん!と。
それなのに問題を「彼女がいないことです。」って言ったり、
売上目標の問題解決をしているのに
「問題は売上目標達成していないことです!」っていうのって
「その事柄を解決しなければ目標達成できないこと」ではありません。
②「問題」ではなく「解決策」をいう人
「問題は何ですか?」
「組織のルールを定めることです!」
こんな会話があります。
「組織のルールを定めること」は何かの施策であり、解決策であって問題じゃありません。
問題は何か?って聞いてるのに
全然質問に答えていません。
「いま、お腹どれくらいすいてる?」
「焼肉!」
こんな会話くらい意味わからないんですが
いろんな会議でこんな会話が多発しています。
「間違った問題の正しい解決策ほど手に負えないものはない」と
ドラッガー様が言っていますが
問題の特定をどうするか?は非常に大事なんじゃないかと思うわけです。
③問題は「事象」であるのに「概念」を話す人
「問題はなんですか?」
「主体性がないことです」
「主体性がないこと」は見えません。
「社員からの提案がないこと」は見えます。
問題を話していると抽象化していくと
「責任感」
「主体性」
「モチベーション」
「プロ意識」
みたいな概念に問題が置き換えられます。
全員に責任感をもってもらうにはどうしたらいいか?
という議論は非常に重要で、
まさに全社員が自責思考になるとあらゆる問題がものすごいスピードで解決していくことになると思います。
ただし、本当に解決したいのは
主体性があることによって
顧客により高い価値を提供することであったり
売上や利益を上げることであったり
より定着率の高い組織にすることであったり
主体性は手段であって目的ではないはずです。
(社員の主体性をもつことを目的にしている会社があるとしたら社会からはそんな会社必要とはされないはず)
ということは
手段の目的化自体がここになっていまいます。
主体性がないことによって何が問題なのか?
責任感が希薄なことで何が問題なのか?
モチベーションが低いことで何が問題なのか?
プロ意識が低いことで何が問題なのか?
これらの問いの答えのほうが
ここでいう「問題」となります。
*おまけ
④問題を聞けば立場が分かる
「いまの会社の最も重要な問題はなんですか?」という質問に対して以下のような回答をした人がいたとします。
A「給与が低いことです」
B「部署の連携がうまくいっていないことです」
C「残業が多いことです」
D「人手が足りていないことです」
E「顧客への提供価値が日本一レベルになっていないことです」
F「仕事が楽しくないことです」
さて、A〜Fの人の役職やどのようなモチベーションで仕事をしているのか?がなんとなく分かります。
問題は「その事柄を解決しなければ目標達成できない事象」なので
目標がなければ問題は生まれないわけです。
「女の子にモテない!」と言っている人は女の子にモテたいわけです。
ゲイだったり、2次元にしか興味がないという人は「女の子にモテない」ことを問題におもいません。だって目標がないから。
すなわち問題を聞くと
その人が何を目指しているのか?何を大切にしているのか?がめちゃくちゃ分かります。
そんなこんなで
「問題はなんですか?」という会議の始まりと
その回答が僕はめちゃくちゃ面白くて楽しいわけです。
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◯20代限定のコミュニティ運営しています
「このコミュニティがなければ生まれなかった行動がたくさん起きる」ことを目的に
20代のあらゆる行動のきっかけづくりの場として情報共有やオフ会や悩み相談や目標達成なんかを応援し合っています。
女優や、ニート、起業家も投資家もサラリーマンも学生も色んな人が参加していて毎日活発に盛り上がっています!!
歴史を学びなおしたいと思い立ち、このコミュニティメンバーの何人かで定期的に歴史勉強会やることになりました。
やりたいことを早速行動に移せる場があることが僕にとっての価値になっています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/yutori-movement
◯お仕事の依頼、すごい会議のリクルートに興味がある方は以下のアドレスにご連絡ください。
ishida@sugoikaigidosue.jp
(私が価値貢献できることの例)
−会議の生産性向上(会議の時間、半分にします)
−コーチング研修(マネージャー向けに、コーチングレベルを一定レベルまで鍛えます)
−経営チームに対するコーチング(経営の目標達成をサポートします)
−新卒研修(自分で考えて動くマインドセットとスキルセットの土台をつくります)
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