TOPICSトピックス
2019.3.18
- BLOG
フィードバックのポイント
フィードバックの意味について以前記事を書きました。
フィードバックとは語源は軍事用語であり、
(大砲を撃って、的からどれくらい玉が離れていたのかを狙撃手に伝えることが語源)
本人の言動が目的地からどれくらい離れているのか?を伝えることを意味し、
フィードバックすることによって本人が
目的地に、より近づけるための行動変容を起こすことを目的とします。
そのため、
本人の目的地が合意されていないとフィードバックしようがないし、
本人の行動変容が起きなければいくらフィードバックしても意味がないということです。
また、
間違った努力を100回やれば100回下手になる。
という大阪桐蔭高校野球部監督の言葉を以前引用しましたが
フィードバックは成長するにあたって必要不可欠です。
(そのフィードバックが他人からのものであれ、自分自身のものであれ)
今回はフィードバックのやり方についてまとめてみます。
繰り返しますが、
フィードバックの目的は本人の行動変容が起きることが目的です。
その前提のもと、
フィードバックのポイントとは何があるのでしょう。
そもそも行動変容が起きるためには
「〜したくない、〜なりたくない」という負の欲求か
「〜になりたい、〜したい」という快の欲求のいずれかが必要になります。
人間の潜在意識は変化を嫌うので
負なのか快なのかはさておき、どちらかの欲求なしにはなかなか行動変容は起こりづらくなります。
そのためのポイントを自分なりに整理してみました。
①「本人の目的のために」という文脈でフィードバックがなされること
自分のために怒鳴るのが「怒る」
相手のために怒鳴るのが「叱る」という言葉を聞いたことがあるのですが
フィードバックも同じで、自分の優秀さをひけらかすためにフィードバックしている人を今まで何度も見たことがあります。
あくまで「あなたのために」という文脈が必要です。
その文脈を相手が感じているのか次第で
同じ言葉でも
「いじめ」になるのか「愛情」になるのかが受け手側によって変わりそうです。
すごい会議の先輩たちとの会話では
必ず
「その行動の得たい成果はなんなの?」
「どんな意図があったの?」
と自分の意図や目的を確認してからフィードバックをしてもらえます。
ここはものすごく安心するところで、
そこがずれた状態でフィードバックが始まると
「いや、おれはこういうつもりでやってたんだけどな、、」
と聞き耳が閉じてしまいます。
フィードバックする際は
・手に入れたい成果は何なのか?
・本人は何を意識していたのか?
この2つの認識を揃えてやっとスタート地点に立てるのかもしれません。
②行動変容はしやすいように具体的なものであること
行動変容が起こりづらいフィードバックがあります。
例えば、プレゼンの練習の時に
「わかりづらい」
「ねむくなる」
「おもしろかった」
みたいな表現です。
フィードバックを受けた側としては
何をどう改善していいのかを掴みづらいです。
具体的にどの部分でそう感じたのか?を添えて伝えると一気に行動変容のしやすさが変わります。
「スライドの文字が5行以上あって分かりづらい」
「数字を淡々と語られると眠くなる」
「毎回馴染みのあるスポーツや恋愛に例え話があって面白かった」
こんな感じで
何によってその感想を持ったのか?の事実を添えて伝えられると
受取手は
「スライドの文字数減らそう。強調したい部分の文字の色を変えよう。グラフで表現しよう」
「数字は3ポイントだけ伝えて、あとはその根拠を語るようにしよう」
「たとえ話は引き続き使っていこう。ここでもこういう風に例えてみようかな」
などと具体的な行動変容が起きやすくなります。
逆にいうとフィードバックをもらう側としては
いろんなフィードバックをもらった時に、
行動変容が思いつかない。。と感じた時は
その場で
「具体的にどの部分でそう感じましたか?」
「僕のなんて言う表現が分かりづらかったですか?」
など事実を掴みに行くとフィードバックの価値が上がります。
③行動変容したいと思えるように相手を快もしくは不快どちらかに振り切らせること
「変わりたい!」という衝動が本人の中に生まれて
目的地に向かって行動変容が起きることがフィードバックの理想形だとすると
〜変わらないでいることは非常にまずい。という危機感か
変わるとこんな風になれる!というわくわくを生み出せると最高です。
ゲキ詰して伸びる人も世の中にはいます。
負けず嫌いな人、ドMな人、信頼関係がものすごくできている人、自己肯定感が高い人などでしょうか。
ちなみに僕は褒められて伸びるタイプです!
例えば、服装が似合っていないとして
「その服全然似合ってないよ。めちゃダサい。」
「もっと細めの服のほうがスマートに見えてモテると思うよ。」
と大きく2通りの言い方ができます。
どちらも言いたいことは「今の服を変えたほうがいい」ということなのですが
伝え方によって受取手の印象は全く違うと思います。
僕だったら2番目の伝え方をされたほうが嬉しいですし、行動が変わりそうです。
その人の特性を見極めて、
どう伝えたらその人が変化しやすいか?を選択し
伝えられる人に僕自身もなりたいです。
相手のために言うフィードバックはものすごく思考を必要としますが
ものすごく分かりやすく、変わろう!!
と思える伝え方をしてくださる先輩が何人もいます。
自分もそういう人間でありたいです。
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「このコミュニティがなければ生まれなかった行動がたくさん起きる」ことを目的に
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フィードバックとは語源は軍事用語であり、
(大砲を撃って、的からどれくらい玉が離れていたのかを狙撃手に伝えることが語源)
本人の言動が目的地からどれくらい離れているのか?を伝えることを意味し、
フィードバックすることによって本人が
目的地に、より近づけるための行動変容を起こすことを目的とします。
そのため、
本人の目的地が合意されていないとフィードバックしようがないし、
本人の行動変容が起きなければいくらフィードバックしても意味がないということです。
また、
間違った努力を100回やれば100回下手になる。
という大阪桐蔭高校野球部監督の言葉を以前引用しましたが
フィードバックは成長するにあたって必要不可欠です。
(そのフィードバックが他人からのものであれ、自分自身のものであれ)
今回はフィードバックのやり方についてまとめてみます。
繰り返しますが、
フィードバックの目的は本人の行動変容が起きることが目的です。
その前提のもと、
フィードバックのポイントとは何があるのでしょう。
そもそも行動変容が起きるためには
「〜したくない、〜なりたくない」という負の欲求か
「〜になりたい、〜したい」という快の欲求のいずれかが必要になります。
人間の潜在意識は変化を嫌うので
負なのか快なのかはさておき、どちらかの欲求なしにはなかなか行動変容は起こりづらくなります。
そのためのポイントを自分なりに整理してみました。
①「本人の目的のために」という文脈でフィードバックがなされること
自分のために怒鳴るのが「怒る」
相手のために怒鳴るのが「叱る」という言葉を聞いたことがあるのですが
フィードバックも同じで、自分の優秀さをひけらかすためにフィードバックしている人を今まで何度も見たことがあります。
あくまで「あなたのために」という文脈が必要です。
その文脈を相手が感じているのか次第で
同じ言葉でも
「いじめ」になるのか「愛情」になるのかが受け手側によって変わりそうです。
すごい会議の先輩たちとの会話では
必ず
「その行動の得たい成果はなんなの?」
「どんな意図があったの?」
と自分の意図や目的を確認してからフィードバックをしてもらえます。
ここはものすごく安心するところで、
そこがずれた状態でフィードバックが始まると
「いや、おれはこういうつもりでやってたんだけどな、、」
と聞き耳が閉じてしまいます。
フィードバックする際は
・手に入れたい成果は何なのか?
・本人は何を意識していたのか?
この2つの認識を揃えてやっとスタート地点に立てるのかもしれません。
②行動変容はしやすいように具体的なものであること
行動変容が起こりづらいフィードバックがあります。
例えば、プレゼンの練習の時に
「わかりづらい」
「ねむくなる」
「おもしろかった」
みたいな表現です。
フィードバックを受けた側としては
何をどう改善していいのかを掴みづらいです。
具体的にどの部分でそう感じたのか?を添えて伝えると一気に行動変容のしやすさが変わります。
「スライドの文字が5行以上あって分かりづらい」
「数字を淡々と語られると眠くなる」
「毎回馴染みのあるスポーツや恋愛に例え話があって面白かった」
こんな感じで
何によってその感想を持ったのか?の事実を添えて伝えられると
受取手は
「スライドの文字数減らそう。強調したい部分の文字の色を変えよう。グラフで表現しよう」
「数字は3ポイントだけ伝えて、あとはその根拠を語るようにしよう」
「たとえ話は引き続き使っていこう。ここでもこういう風に例えてみようかな」
などと具体的な行動変容が起きやすくなります。
逆にいうとフィードバックをもらう側としては
いろんなフィードバックをもらった時に、
行動変容が思いつかない。。と感じた時は
その場で
「具体的にどの部分でそう感じましたか?」
「僕のなんて言う表現が分かりづらかったですか?」
など事実を掴みに行くとフィードバックの価値が上がります。
③行動変容したいと思えるように相手を快もしくは不快どちらかに振り切らせること
「変わりたい!」という衝動が本人の中に生まれて
目的地に向かって行動変容が起きることがフィードバックの理想形だとすると
〜変わらないでいることは非常にまずい。という危機感か
変わるとこんな風になれる!というわくわくを生み出せると最高です。
ゲキ詰して伸びる人も世の中にはいます。
負けず嫌いな人、ドMな人、信頼関係がものすごくできている人、自己肯定感が高い人などでしょうか。
ちなみに僕は褒められて伸びるタイプです!
例えば、服装が似合っていないとして
「その服全然似合ってないよ。めちゃダサい。」
「もっと細めの服のほうがスマートに見えてモテると思うよ。」
と大きく2通りの言い方ができます。
どちらも言いたいことは「今の服を変えたほうがいい」ということなのですが
伝え方によって受取手の印象は全く違うと思います。
僕だったら2番目の伝え方をされたほうが嬉しいですし、行動が変わりそうです。
その人の特性を見極めて、
どう伝えたらその人が変化しやすいか?を選択し
伝えられる人に僕自身もなりたいです。
相手のために言うフィードバックはものすごく思考を必要としますが
ものすごく分かりやすく、変わろう!!
と思える伝え方をしてくださる先輩が何人もいます。
自分もそういう人間でありたいです。
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