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2018.10.29

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グルーヴ

1月にコーラスをすることになり、
実は最近必死にコーラスの練習をしています。

その時に先生に

「音程は合ってるんだけど、グルーヴがないですね」と言われました。

「???」

グルーヴという言葉が分かりませんでしたw

グルーヴ:ジャズやロックなどの音楽で、「乗り」のことをいう。調子やリズムにうまく合うこと。(コトバンク)


先生が言うには「うねり」みたいです。

そのあと、うねりを意識して歌ってみると
歌っている気持ち良さや聞いている楽しさみたいなものが全く違うものになりました。

グルーヴを意識すると、コーラスの楽しさが倍増しました。


ふとレッスンが終わった後に

「音程は合ってるけど、うねりがない」という言葉がずっと頭に残っていて

色んな場面でこのことは当てはまるなぁと思いました。

「営業で話すべきことは話してるんだけど、うねりがない」
「会議で言ってることはわかるんだけど、うねりがない」
「人間関係で一緒にいて楽しいんだけど、うねりがない」
「仕事しっかりこなすんだけど、うねりがない」

こんな感じです。

みなさん、思い当たる節ありますか?

これらで言っている「うねり」とは何なんでしょう?

グルーヴとは「調子やリズムにうまく合うこと」という意味合いがありますが
うねりとはその場に合わせてカスタマイズできているかどうか?
ということなのだと解釈しました。

音楽とは生き物であり、一緒に歌う人の調子や歌う場所の広さ、メンバーの立ち位置によって毎回毎回完成度が異なります。

これと同じで、
営業も会議も人間関係も仕事もすべてナマモノだと思います。

場に合わせているか?が「うねり」を生み出す重要な要素なのではないかなと。

例えば、年下は年上に敬語を使うのが普通ですが
飲みの場や、ふざけている時に敢えてタメ口を使う時があります。
「うるさい、おじさん」
「やかましいわ!」
「いやいや、なんでやねん」
こんなフレーズです。

普通に使ったら年上でタメ口で「なめてんのか?」ということになりますが
場によっては言われた側も嫌な気持ちはしないし、
場が盛り上がったりします。

これはうねりがあるんじゃないかなと。


よくコーチングをする時や、会議を仕切る時に
「相手と一緒にいるか?」とすごい会議内ではフィードバックし合います。

相手と一緒にいない状態:
タイムマネジメントやアジェンダの進行に意識がいき、次々と仕切って会議をファシリテートしていくこと

相手と一緒にいる状態:
相手がなにを感じているのか?なにを考えているのか?に意識を向け、相手の状態に合わせて流れを合わせていくこと

こんな違いです。

セールスでも一緒で
相手と一緒にいるかどうか?
で成約率が大きく変わった体験があります。

相手と一緒にいるほうがうねりが起きやすくなります。

「音程は合ってるんだけど、うねりがない」

この状態では成果も出ないんじゃないかな?と思います。

自分のビジネスやパフォーマンスにおける
うねりは何なのか?

そんなことを考えたコーラスのレッスン帰りでした。
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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸