TOPICSトピックス
2018.10.14
- BLOG
何でも言っていい場
飛行機事故のうち
・機長が操縦していた時
・副機長が操縦していた時
とでは
圧倒的に機長が操縦していた時の方が事故の割合は多いそうです。
うまくいく会議のポイントは何か?とよく聞かれたりするのですが
・主張すること
・何でも言っていい場をつくること
の2つは非常に大事だと思っています。
会議をするときに
「主張すること」を我々は非常に重要視します。
「〜したい」
「〜したほうがいい」
「〜を変えるべき」
このような、
正解かどうかは分からないけど、現状を打破する主張が未来を変えます。
「訪問件数が今月◯件だ」
「佐藤さんが〜と言っていた」
「僕は〜をしていない」
などいくら事実を述べても未来は変わりません。
もう1つ、主張と同時に重要視しているものに
「何でも発言していい場づくり」があります。
いくら「主張が未来を変えるんや!」と言っても
主張するたびに、何かを否定されたり、無視されたり、評価されたりしていると
主張しづらくなってしまいます。
ある営業会社で
ずっと成約率をどう上げるのか?という問題解決をしていました。
毎日みんなでロープレしよう。
相手に与えることが大事だから徹底的にギブしよう!
トップ営業マンの言っていることを全営業マンに共有しよう!
いろんな策を練るのですが一向に成約率が上がりません。
会議をしていて
「ずっと感じているものの言えていないことは何ですか?」
と聞いていくと
ある営業マンが
「おれがお客さんだったら他社の商品買います」
と言いました。
そのときの周りの会議参加者の反応はと言うと、
「いやいやそんなわけないやろw」
「え、まじ?そんな風に思ってたの?」
と言った発言内容に対するリアクションではなく、
「あ、それ言っちゃう?w」
という発言したことに対して驚きのリアクションでした。
どういうことかというと、
「おれがお客さんだったら他社の商品買う」
という意見が誰もが思っていたことだったのですが
誰1人として口にしてこなかった。ということです。
結局この会社は
営業の問題じゃなくて商品の問題ですよね。
ということになり商品そのものを見直し、
成約率も売り上げも大きく上がりました。
感じているのに
言えていないとだけで問題解決できるものもできなくなってしまうことがあります。
ただし、
それは多くの場合言いにくいことで、主張することに大きな勇気が求められることかもしれません。
機長は副機長に対して意見を言うことは容易です。
もっとこうしたほうがいい。
こういうリスクがあるよな。
それはやめたほうがいい。
そうやって事故のリスクを早めに察知して危険を回避します。
一方で
副機長が機長に対してどれだけ意見が言えるのでしょうか?
(きっと機長のことだし、何か考えがあってこうしているんだろうな)
(ベテランの機長がこんな判断ミスするわけないよな)
(お前は全然分かってない!とか怒られるかもな)
勝手にこんな風に判断して
思っていることを言えないシチュエーションがあり、
それによって事故件数が副機長が操縦している時よりも多いのかもしれません。
思っていることを言わない、ということは
シンプルに
言うよりも言わない方がいいことがあるから言わないということです。
・波風立たない
・めんどくさいことにならない
・怒られない
・否定されない
・馬鹿にされない
・自分の無能さを突きつけられない
こんないろんな相手の反応が
言わない方がいいんだ。という世界を作り上げます。
実際に私自身も
なんでも言える先輩と
思っていることを言わない先輩とがいます。
そして同じように
何でも言ってくれているな!という後輩と
こいつ思ってること言ってないだろうな。という後輩がいます。
おそらく
何でも言って大丈夫という場づくり・その人との関係性が作れていないです。
事故が起きる前に、
その関係性を作らねば!
と思った京都から宮崎への飛行機でした。
p.s.
実は今回、すごい会議のみんなで(40名ほど)京都に集まり、
サービスのクオリティ全体を見直そうという会議をしました。
その中で先輩後輩関係なくフィードバックし合ったりする場面や
言いにくいことを勇気を出してみんなが発言してました。
何でも言っていい場をつくることのメリットを心底感じた京都の会議だったので
明日からの会議でより一層
場づくりに働きかけていきます。
- SHARE
-
・機長が操縦していた時
・副機長が操縦していた時
とでは
圧倒的に機長が操縦していた時の方が事故の割合は多いそうです。
うまくいく会議のポイントは何か?とよく聞かれたりするのですが
・主張すること
・何でも言っていい場をつくること
の2つは非常に大事だと思っています。
会議をするときに
「主張すること」を我々は非常に重要視します。
「〜したい」
「〜したほうがいい」
「〜を変えるべき」
このような、
正解かどうかは分からないけど、現状を打破する主張が未来を変えます。
「訪問件数が今月◯件だ」
「佐藤さんが〜と言っていた」
「僕は〜をしていない」
などいくら事実を述べても未来は変わりません。
もう1つ、主張と同時に重要視しているものに
「何でも発言していい場づくり」があります。
いくら「主張が未来を変えるんや!」と言っても
主張するたびに、何かを否定されたり、無視されたり、評価されたりしていると
主張しづらくなってしまいます。
ある営業会社で
ずっと成約率をどう上げるのか?という問題解決をしていました。
毎日みんなでロープレしよう。
相手に与えることが大事だから徹底的にギブしよう!
トップ営業マンの言っていることを全営業マンに共有しよう!
いろんな策を練るのですが一向に成約率が上がりません。
会議をしていて
「ずっと感じているものの言えていないことは何ですか?」
と聞いていくと
ある営業マンが
「おれがお客さんだったら他社の商品買います」
と言いました。
そのときの周りの会議参加者の反応はと言うと、
「いやいやそんなわけないやろw」
「え、まじ?そんな風に思ってたの?」
と言った発言内容に対するリアクションではなく、
「あ、それ言っちゃう?w」
という発言したことに対して驚きのリアクションでした。
どういうことかというと、
「おれがお客さんだったら他社の商品買う」
という意見が誰もが思っていたことだったのですが
誰1人として口にしてこなかった。ということです。
結局この会社は
営業の問題じゃなくて商品の問題ですよね。
ということになり商品そのものを見直し、
成約率も売り上げも大きく上がりました。
感じているのに
言えていないとだけで問題解決できるものもできなくなってしまうことがあります。
ただし、
それは多くの場合言いにくいことで、主張することに大きな勇気が求められることかもしれません。
機長は副機長に対して意見を言うことは容易です。
もっとこうしたほうがいい。
こういうリスクがあるよな。
それはやめたほうがいい。
そうやって事故のリスクを早めに察知して危険を回避します。
一方で
副機長が機長に対してどれだけ意見が言えるのでしょうか?
(きっと機長のことだし、何か考えがあってこうしているんだろうな)
(ベテランの機長がこんな判断ミスするわけないよな)
(お前は全然分かってない!とか怒られるかもな)
勝手にこんな風に判断して
思っていることを言えないシチュエーションがあり、
それによって事故件数が副機長が操縦している時よりも多いのかもしれません。
思っていることを言わない、ということは
シンプルに
言うよりも言わない方がいいことがあるから言わないということです。
・波風立たない
・めんどくさいことにならない
・怒られない
・否定されない
・馬鹿にされない
・自分の無能さを突きつけられない
こんないろんな相手の反応が
言わない方がいいんだ。という世界を作り上げます。
実際に私自身も
なんでも言える先輩と
思っていることを言わない先輩とがいます。
そして同じように
何でも言ってくれているな!という後輩と
こいつ思ってること言ってないだろうな。という後輩がいます。
おそらく
何でも言って大丈夫という場づくり・その人との関係性が作れていないです。
事故が起きる前に、
その関係性を作らねば!
と思った京都から宮崎への飛行機でした。
p.s.
実は今回、すごい会議のみんなで(40名ほど)京都に集まり、
サービスのクオリティ全体を見直そうという会議をしました。
その中で先輩後輩関係なくフィードバックし合ったりする場面や
言いにくいことを勇気を出してみんなが発言してました。
何でも言っていい場をつくることのメリットを心底感じた京都の会議だったので
明日からの会議でより一層
場づくりに働きかけていきます。