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2019.1.4
- BLOG
いい会議とは
会議をやる際にいつも気をつけていることが
真剣な会議する。深刻な会議はしない。
ということです。
真剣: 真面目に物事に取り組むさま。本気で物事に対するさま。
深刻: 容易ならない事態と受け止めて、深く思いわずらうこと。
と辞書にはあります。
スポーツでもなんでもチーム競技は本気で取り組んでいて雰囲気のいいチームが高い成果を上げる体験を私自身多くしてきました。
逆に深刻なチームが成果を出しているのは見たことがありません。
大抵、
深刻=うまくいかなさそう
とスポーツの世界だと感じます。
真剣かつ、いい雰囲気は誰もが経験したことがあると思います。
いい空気感の時やうまくいっているときは
自然とみんな真剣だし、雰囲気もいいんじゃないかと感じます。
ところが、
何がきっかけか分かりませんが
いつの間にかいい雰囲気に暗雲が立ち込め、ギクシャクしたりお通夜のような深刻な空気感が作られてしまうことがあります。
こうなると、いい雰囲気に切り替えるのはものすごくパワーがいります。
では、一体何がいい雰囲気を深刻にさせ得るのか?
そこを考えてみました。
◯何が目的を達成するのか?という議論からどっちのアイデアが正しいのか?という議論にすり替わったとき
この2つは非常に区別しづらいですが、明確に違います。
人は誰しも、「私は正しい」ことを常に証明したいし、
「自分が間違っている」ことを認めたくないようにできているようです。
そりゃそうですよね。
自分が正しいことを証明することは気持ちがいいですし、みんなから認められると嬉しいです。
そして、間違っていることを突きつけられるとムカつきますし、悔しいですし、ましてその間違いを認めることなんて恥ずかしい、とても勇気のいることです。
なので、議論中に自分とは異なる意見が出てくると
反射的に人は抵抗反応が起きます。
この反射的な反応の連鎖が気まずい雰囲気を形成します。
あなたは間違っている。なぜならば、、、
私が正しいです。なぜならば、、、
このような会話に建設的な議論はありません。
目的に対してどちらが効果的なのか?
という議論に終始すると、
どちらが正しい?ではなくて、どちらが目的に沿っているか?
という話し合いになるので、特定の誰かをけなしたり否定したりすることなく
会話ができます。
なので、会議中は常に目的とゴールの確認を都度都度していく必要があります。
◯発言の量が特定の人に偏っている時
色々会議をしていて、1人の人が演説を始める時があります。
大抵説教モードになったりします。
1人がバーっと喋り、周りの人は下を向いてただただ話が終わるのを待っている図。
とてもいい雰囲気であると言えません。
人の話を遮ってはダメだ。
とよく言われますが、そうは言っても
話が長い人と短い人がいます。
長い人の話を延々と聞き続けるのが
場にとって、働く場合と働かない場合があります。
まず、説教・命令・描写は働きません。
場のために話しているのか?自分のために話しているのか?で機能するのかどうかはまったく変わりそうです。
怒るのは自分のためだし
叱るのは相手のためだし、
お願いするのは自分のためだし
依頼するのは相手のためです。
なんのために話をしているのか?
ここに敏感になれば真剣なのか深刻なのかの予兆が見えてくる気がします。
◯マウント取り始めると深刻になる
ある会社は全員敬語を徹底しているそうです。
理由を聞いたところ、その方が発言の安全性が高まるから。
ということでした。
よく見る光景は
・上司は部下にタメ口
・あだ名で呼びあう人もいる
・人によって名字で呼ぶ人もいれば、名前で呼ぶ人もいれば、さん付け、くん付け、あだ名などバラバラの呼び方がある
などがあります。
話をきくところによると、
呼び捨てによるデメリットは
・年功序列が促進されてしまう。タメ語を使われている後輩を昇進させて上司にしにくい。
・女性の役職率が上がりにくい。
・タメ口だと口調がきつくなってしまう。
などのようでした。
確かに、実際後輩にも敬語を使ってみると
「お前さぁ、、、」みたいな口調にはならなくなります。
丁寧語を話すと、伝え方もものすごく丁寧になります。
「ふざけんなよ!」みたいな言葉は出てきません。
全員が敬語だと
少し距離を感じてしまうような印象もありますが
発言の安全性は高まる側面も確かにありそうです。
昔、何かの記事で
組織において人間関係が問題によくあがるのは
仕事上の成果と人間関係の成果を区別仕切れていないからだ。ということが書かれていました。
組織における成果とはビジネス上の結果を出すことです。
顧客の満足であったり売上や利益などを指します。
人間関係の成果とは
仲良くなること、楽しいこと、好きな人と働くことなどを指します。
組織として目標やビジョンを掲げて突き進んでいるのであれば
その達成が目的なので
仲良くなった方が目的達成に効果的であれば仲良くなった方がいいし、
仲良くなろうがなりまいが、目的達成に関係なければ必要ありません。
逆に、仲良くなることで組織の目的達成が遠ざかる場合は
仲良くなるべきではありません。
ところがこれらをごちゃ混ぜにして考えてしまうと
いろんな不満や文句が出始めます。
敬語で統一する
タメ語で統一する
上下関係を年齢で分ける
上下関係を勤続年数で区別する
これらのやり方も
どうするのが一番発言の安全性が担保されて
組織の目的が達成されやすいのか?
という判断になります。
どうなるかよくわからないので
僕も1ヶ月間後輩にも敬語オンリーで接してみることにします。
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真剣な会議する。深刻な会議はしない。
ということです。
真剣: 真面目に物事に取り組むさま。本気で物事に対するさま。
深刻: 容易ならない事態と受け止めて、深く思いわずらうこと。
と辞書にはあります。
スポーツでもなんでもチーム競技は本気で取り組んでいて雰囲気のいいチームが高い成果を上げる体験を私自身多くしてきました。
逆に深刻なチームが成果を出しているのは見たことがありません。
大抵、
深刻=うまくいかなさそう
とスポーツの世界だと感じます。
真剣かつ、いい雰囲気は誰もが経験したことがあると思います。
いい空気感の時やうまくいっているときは
自然とみんな真剣だし、雰囲気もいいんじゃないかと感じます。
ところが、
何がきっかけか分かりませんが
いつの間にかいい雰囲気に暗雲が立ち込め、ギクシャクしたりお通夜のような深刻な空気感が作られてしまうことがあります。
こうなると、いい雰囲気に切り替えるのはものすごくパワーがいります。
では、一体何がいい雰囲気を深刻にさせ得るのか?
そこを考えてみました。
◯何が目的を達成するのか?という議論からどっちのアイデアが正しいのか?という議論にすり替わったとき
この2つは非常に区別しづらいですが、明確に違います。
人は誰しも、「私は正しい」ことを常に証明したいし、
「自分が間違っている」ことを認めたくないようにできているようです。
そりゃそうですよね。
自分が正しいことを証明することは気持ちがいいですし、みんなから認められると嬉しいです。
そして、間違っていることを突きつけられるとムカつきますし、悔しいですし、ましてその間違いを認めることなんて恥ずかしい、とても勇気のいることです。
なので、議論中に自分とは異なる意見が出てくると
反射的に人は抵抗反応が起きます。
この反射的な反応の連鎖が気まずい雰囲気を形成します。
あなたは間違っている。なぜならば、、、
私が正しいです。なぜならば、、、
このような会話に建設的な議論はありません。
目的に対してどちらが効果的なのか?
という議論に終始すると、
どちらが正しい?ではなくて、どちらが目的に沿っているか?
という話し合いになるので、特定の誰かをけなしたり否定したりすることなく
会話ができます。
なので、会議中は常に目的とゴールの確認を都度都度していく必要があります。
◯発言の量が特定の人に偏っている時
色々会議をしていて、1人の人が演説を始める時があります。
大抵説教モードになったりします。
1人がバーっと喋り、周りの人は下を向いてただただ話が終わるのを待っている図。
とてもいい雰囲気であると言えません。
人の話を遮ってはダメだ。
とよく言われますが、そうは言っても
話が長い人と短い人がいます。
長い人の話を延々と聞き続けるのが
場にとって、働く場合と働かない場合があります。
まず、説教・命令・描写は働きません。
場のために話しているのか?自分のために話しているのか?で機能するのかどうかはまったく変わりそうです。
怒るのは自分のためだし
叱るのは相手のためだし、
お願いするのは自分のためだし
依頼するのは相手のためです。
なんのために話をしているのか?
ここに敏感になれば真剣なのか深刻なのかの予兆が見えてくる気がします。
◯マウント取り始めると深刻になる
ある会社は全員敬語を徹底しているそうです。
理由を聞いたところ、その方が発言の安全性が高まるから。
ということでした。
よく見る光景は
・上司は部下にタメ口
・あだ名で呼びあう人もいる
・人によって名字で呼ぶ人もいれば、名前で呼ぶ人もいれば、さん付け、くん付け、あだ名などバラバラの呼び方がある
などがあります。
話をきくところによると、
呼び捨てによるデメリットは
・年功序列が促進されてしまう。タメ語を使われている後輩を昇進させて上司にしにくい。
・女性の役職率が上がりにくい。
・タメ口だと口調がきつくなってしまう。
などのようでした。
確かに、実際後輩にも敬語を使ってみると
「お前さぁ、、、」みたいな口調にはならなくなります。
丁寧語を話すと、伝え方もものすごく丁寧になります。
「ふざけんなよ!」みたいな言葉は出てきません。
全員が敬語だと
少し距離を感じてしまうような印象もありますが
発言の安全性は高まる側面も確かにありそうです。
昔、何かの記事で
組織において人間関係が問題によくあがるのは
仕事上の成果と人間関係の成果を区別仕切れていないからだ。ということが書かれていました。
組織における成果とはビジネス上の結果を出すことです。
顧客の満足であったり売上や利益などを指します。
人間関係の成果とは
仲良くなること、楽しいこと、好きな人と働くことなどを指します。
組織として目標やビジョンを掲げて突き進んでいるのであれば
その達成が目的なので
仲良くなった方が目的達成に効果的であれば仲良くなった方がいいし、
仲良くなろうがなりまいが、目的達成に関係なければ必要ありません。
逆に、仲良くなることで組織の目的達成が遠ざかる場合は
仲良くなるべきではありません。
ところがこれらをごちゃ混ぜにして考えてしまうと
いろんな不満や文句が出始めます。
敬語で統一する
タメ語で統一する
上下関係を年齢で分ける
上下関係を勤続年数で区別する
これらのやり方も
どうするのが一番発言の安全性が担保されて
組織の目的が達成されやすいのか?
という判断になります。
どうなるかよくわからないので
僕も1ヶ月間後輩にも敬語オンリーで接してみることにします。