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2018.8.24
- BLOG
M1グランプリ
M-1グランプリに出てきました。
「M-1に出ましょう」と何の前触れもなくいきなりライン送ったら
芸能関係の会社をやっている百合野社長が即OKしてくれました。
よく分からないスピードで物事が進み、
ネタ合わせは50回くらいやりました。
M-1は
1回戦→2回戦→3回戦→準々決勝→準決勝→決勝という流れで進んでいくのですが
素人の1回戦突破率は5%と言われています。
実はこれ、弁護士や公認会計士になるのと同じ難易度なんです。
「5%の壁を突破して、なんとか2回戦に行きたい。」
そんな思いで
毎日ユーチューブで芸人のネタを見ては分析を行い、
仕事終わりに百合野さんの会社に行っては2人でビデオ撮って練習して
ビデオ見ながら「もっとこうしよう」「ここなんか変えたいね」などと
試行錯誤を繰り返しました。
本番当日、
予選会場について舞台裏に到着すると
空気感にやられました。
殺されるんじゃないか、、
ってくらい空気が重いんです。
それぞれのコンビが深呼吸したり、壁に向かってネタ合わせしていたり、
事務所に所属している芸人の後輩っぽい人が
「おつかれさまですっ!!!」って先輩っぽい人に体育会みたいな感じで挨拶してるし
完全萎縮してしまいました。
「空気に飲まれる」という言葉がありますが
完全に飲まれました。
そしてスケジュールを確認すると
僕らの順番はなんとトリ!
それこそ、なんでやねーん!
って感じでしたが
出演までの時間がかなりあったので
最後までゆっくりネタ合わせできました。
いよいよ本番。
「どーもー!」と芸人っぽく入りました。
ここで発見。
「どーも〜!!」と大声を出すと緊張が消えたんです。
あの「どーも〜!」の掛け声は芸人さんにとって緊張をなくすテクニックなのかも。。
などと思いながら本番スタート。
50回くらいやってきたので
体と口が勝手に動きます。
全然お客さんの笑ってないコンビもいたのですが
僕らのネタでは何人かがめっちゃ笑ってくれていました。
気持ちいい。
みんなが僕を見ていて、笑ってくれている。
ジャニーズってこんな気持ちなのかな。(ジャニーズの方ごめんなさい)
あっという間に終わりました。
観客の方笑ってたし、練習通りネタできたし、手応えがありました。
1回戦はその日中に結果発表があります。
そして!
そして!!!
落選しました。
もう期待しまくっていて、
合格者の中に呼ばれた時、どんなリアクションしてやろーかな、、、なんて考えていた自分が甘すぎました。
結果が全てなので、偉そうに言えることは何もないのですが
漫才を通して得たことを書きます。
①KPI の設定が曖昧だった
ネタをつくって、ひたすらネタ合わせしました。途中、「このネタってほんまにおもろいんかな?」なんてことは何回か思いましたが、
今更変えられない。なんて思い、ひたすら決めたネタを練習しては少し改善してを繰り返しました。
今思うと、自分たちの漫才が成長しているのかどうかを測る指標が
ネタ合わせの回数くらいでした。
知り合いにネタを見てもらっても知り合いフィルターがあるし、適切なフィードバックはもらえないんじゃないか、なんて考えていました。
どうにかしてm-1の審査員やお笑い事務所に人に見てもらっ
フィードバックをもらうべきでした。
成長が実感しにくい(ネタの面白さを数値化しにくかった)時は
適切な判断ができる人の評価をもらう機会をたくさん置いた方がいいなと思いました。
②プロとアマチュアの違い
本番、待っている間に舞台の裏からネタを見れたりするのですが、
ネタを練習してきた体験を踏まえてプロの芸人さんのネタを見ていると
細部へのこだわりが凄まじいことがわかりました。
腕や手の動き、姿勢、話す言葉、無駄な言動が一切ないんです。
自分のものを振り返ると、自分が楽な姿勢をしていたり、腕が遊んでいる時があった気がします。
ネタ合わせ50回で満足していましたが
プロの人たちはおそらく何百回もやっているんだろうなと印象を持ちました。
③慣れない領域においての手応えの参考にならなさ
観客の人もけっこう笑ってくれていて、正直に言って手応えがありました。
しかし、落選。
お笑いに関して素人の自分の判断がいかにズレているのか?を突きつけられました。
あまり知らない領域について自分の頭で判断しても多くの場合的がズレているのかもな、、
なんて思いました。
2回戦進出の判断基準も知りませんし、そういうネタが評価されるのかについても
「お客さんが笑ったら評価されるだろ!」くらいにしか思っていませんでした。
もしかしたら他の判断基準もあるかもしれません。
そこについてどうにかしてプロの人に聞き込みをして聞いておくべきでした。
とまぁ、いろんな財産を得られた機会でした。
そして何よりも
超楽しかったです!!!
(群馬の高校から出場していた高校生コンビと漫才終わりにパシャリ)
おしまい!
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「M-1に出ましょう」と何の前触れもなくいきなりライン送ったら
芸能関係の会社をやっている百合野社長が即OKしてくれました。
よく分からないスピードで物事が進み、
ネタ合わせは50回くらいやりました。
M-1は
1回戦→2回戦→3回戦→準々決勝→準決勝→決勝という流れで進んでいくのですが
素人の1回戦突破率は5%と言われています。
実はこれ、弁護士や公認会計士になるのと同じ難易度なんです。
「5%の壁を突破して、なんとか2回戦に行きたい。」
そんな思いで
毎日ユーチューブで芸人のネタを見ては分析を行い、
仕事終わりに百合野さんの会社に行っては2人でビデオ撮って練習して
ビデオ見ながら「もっとこうしよう」「ここなんか変えたいね」などと
試行錯誤を繰り返しました。
本番当日、
予選会場について舞台裏に到着すると
空気感にやられました。
殺されるんじゃないか、、
ってくらい空気が重いんです。
それぞれのコンビが深呼吸したり、壁に向かってネタ合わせしていたり、
事務所に所属している芸人の後輩っぽい人が
「おつかれさまですっ!!!」って先輩っぽい人に体育会みたいな感じで挨拶してるし
完全萎縮してしまいました。
「空気に飲まれる」という言葉がありますが
完全に飲まれました。
そしてスケジュールを確認すると
僕らの順番はなんとトリ!
それこそ、なんでやねーん!
って感じでしたが
出演までの時間がかなりあったので
最後までゆっくりネタ合わせできました。
いよいよ本番。
「どーもー!」と芸人っぽく入りました。
ここで発見。
「どーも〜!!」と大声を出すと緊張が消えたんです。
あの「どーも〜!」の掛け声は芸人さんにとって緊張をなくすテクニックなのかも。。
などと思いながら本番スタート。
50回くらいやってきたので
体と口が勝手に動きます。
全然お客さんの笑ってないコンビもいたのですが
僕らのネタでは何人かがめっちゃ笑ってくれていました。
気持ちいい。
みんなが僕を見ていて、笑ってくれている。
ジャニーズってこんな気持ちなのかな。(ジャニーズの方ごめんなさい)
あっという間に終わりました。
観客の方笑ってたし、練習通りネタできたし、手応えがありました。
1回戦はその日中に結果発表があります。
そして!
そして!!!
落選しました。
もう期待しまくっていて、
合格者の中に呼ばれた時、どんなリアクションしてやろーかな、、、なんて考えていた自分が甘すぎました。
結果が全てなので、偉そうに言えることは何もないのですが
漫才を通して得たことを書きます。
①KPI の設定が曖昧だった
ネタをつくって、ひたすらネタ合わせしました。途中、「このネタってほんまにおもろいんかな?」なんてことは何回か思いましたが、
今更変えられない。なんて思い、ひたすら決めたネタを練習しては少し改善してを繰り返しました。
今思うと、自分たちの漫才が成長しているのかどうかを測る指標が
ネタ合わせの回数くらいでした。
知り合いにネタを見てもらっても知り合いフィルターがあるし、適切なフィードバックはもらえないんじゃないか、なんて考えていました。
どうにかしてm-1の審査員やお笑い事務所に人に見てもらっ
フィードバックをもらうべきでした。
成長が実感しにくい(ネタの面白さを数値化しにくかった)時は
適切な判断ができる人の評価をもらう機会をたくさん置いた方がいいなと思いました。
②プロとアマチュアの違い
本番、待っている間に舞台の裏からネタを見れたりするのですが、
ネタを練習してきた体験を踏まえてプロの芸人さんのネタを見ていると
細部へのこだわりが凄まじいことがわかりました。
腕や手の動き、姿勢、話す言葉、無駄な言動が一切ないんです。
自分のものを振り返ると、自分が楽な姿勢をしていたり、腕が遊んでいる時があった気がします。
ネタ合わせ50回で満足していましたが
プロの人たちはおそらく何百回もやっているんだろうなと印象を持ちました。
③慣れない領域においての手応えの参考にならなさ
観客の人もけっこう笑ってくれていて、正直に言って手応えがありました。
しかし、落選。
お笑いに関して素人の自分の判断がいかにズレているのか?を突きつけられました。
あまり知らない領域について自分の頭で判断しても多くの場合的がズレているのかもな、、
なんて思いました。
2回戦進出の判断基準も知りませんし、そういうネタが評価されるのかについても
「お客さんが笑ったら評価されるだろ!」くらいにしか思っていませんでした。
もしかしたら他の判断基準もあるかもしれません。
そこについてどうにかしてプロの人に聞き込みをして聞いておくべきでした。
とまぁ、いろんな財産を得られた機会でした。
そして何よりも
超楽しかったです!!!
(群馬の高校から出場していた高校生コンビと漫才終わりにパシャリ)
おしまい!