TOPICSトピックス
2016.3.8
- BLOG
何を得たいのか/何を失いたくないのか
南米旅行最後の国、アルゼンチンにいます。
クレジットカードのキャッシングができなくなってしまい、現金が圧倒的に足りなくなってしまう事件に遭遇した私は残りの現金80$を元手にカジノに行ってお金を増やすことにしました。
結果300$まで増やすことに成功しました。カジノはお金が増える場所なんですね!
とまぁ冗談はおいといて、私はずっとルーレットをしていたのですが、その横で欧米人のおじさまがずっと35とその周辺の数字に大金を賭け続けていました。
みるみるうちにそのおじさまのお金はなくなり私がいるだけで800$は軽く失くしていました。(富豪だからできることなのかもしれませんがw)
35という数字にどういう思い入れがあるのかは分かりませんが、おじさまの心理ではきっと「ここまで賭けてるんだから次は35がでるに違いない。次35が出たら悔しくてたまらない」となっていることでしょう。
実際35が当たっても投資したお金は当に取り戻せないくらいになっているにも関わらず。
コンコルドの誤りという埋没コストの事例があります。
「ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指す」by wikipedia
おじさまを見ていて埋没コストの原理は日常生活に溢れているなぁと気づきました。
大学の友だちが「法学部に入ってこれだけ法律勉強しているし法律絡みの仕事つかないともったいないよなー」と言っていました。
ある先輩は「付き合ってもう4年たつし今更なんか別れられないんだよね」とこぼしていました。
私自身居酒屋でアルバイトをしていたときに、ここまでせっかく慣れてきたのにやめるのはもったいないと辞めたいにも関わらずなかなか言い出せない時期がありました。
もったいない精神や失いたくない精神は非常に大切ですが、長期的な損失を最大化するという視点にたてばまさに「埋没コスト」だと思います。
要は「何を得たいのか」という視点から「何を失いたくないか」という視点に変わってしまっているなら多少損害を被ってもやめたほうがいいなという気付きです。
そして今現在の私を振り返ると「プライド」を失いたくないという意識が強くあります。自分を過大評価しがちだし、自分の価値観が正解であるかのように振る舞うことがあります。
自分は何を得たいのか? この問いを大切にします。
- SHARE
-
クレジットカードのキャッシングができなくなってしまい、現金が圧倒的に足りなくなってしまう事件に遭遇した私は残りの現金80$を元手にカジノに行ってお金を増やすことにしました。
結果300$まで増やすことに成功しました。カジノはお金が増える場所なんですね!
とまぁ冗談はおいといて、私はずっとルーレットをしていたのですが、その横で欧米人のおじさまがずっと35とその周辺の数字に大金を賭け続けていました。
みるみるうちにそのおじさまのお金はなくなり私がいるだけで800$は軽く失くしていました。(富豪だからできることなのかもしれませんがw)
35という数字にどういう思い入れがあるのかは分かりませんが、おじさまの心理ではきっと「ここまで賭けてるんだから次は35がでるに違いない。次35が出たら悔しくてたまらない」となっていることでしょう。
実際35が当たっても投資したお金は当に取り戻せないくらいになっているにも関わらず。
コンコルドの誤りという埋没コストの事例があります。
「ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指す」by wikipedia
おじさまを見ていて埋没コストの原理は日常生活に溢れているなぁと気づきました。
大学の友だちが「法学部に入ってこれだけ法律勉強しているし法律絡みの仕事つかないともったいないよなー」と言っていました。
ある先輩は「付き合ってもう4年たつし今更なんか別れられないんだよね」とこぼしていました。
私自身居酒屋でアルバイトをしていたときに、ここまでせっかく慣れてきたのにやめるのはもったいないと辞めたいにも関わらずなかなか言い出せない時期がありました。
もったいない精神や失いたくない精神は非常に大切ですが、長期的な損失を最大化するという視点にたてばまさに「埋没コスト」だと思います。
要は「何を得たいのか」という視点から「何を失いたくないか」という視点に変わってしまっているなら多少損害を被ってもやめたほうがいいなという気付きです。
そして今現在の私を振り返ると「プライド」を失いたくないという意識が強くあります。自分を過大評価しがちだし、自分の価値観が正解であるかのように振る舞うことがあります。
自分は何を得たいのか? この問いを大切にします。