普通は順を追って理論で
攻める“鈍行列車”なら、
すごい会議は“新幹線”かな

株式会社亀の井ホテル

代表取締役社長穴見 保雄 氏

設立:1924年

事業内容:ホテル・レストラン

従業員数:約592名(2009年11月末現在)

セッション開始:2011年9月


やらなきゃいかんという事が浸透した





ー 穴見社長に質問です。すごい会議を導入するに至った決め手は何ですか?
穴見:会社にとって必要なコミュニケーションをアップさせて、会社にとって本当に必要なコミュニケーションを短時間でまとめるという事は他社では出来ない事ですね。

ー すごい会議を導入して、現在成果を3つ挙げるとしたらどんな成果がありますか?
穴見:みんながやる気になった…自分達で目標を発表し合って、自分達で決めていくという事が非常に画期的だと思います。
全体的には会社の雰囲気はガラリと変わりましたね。やらなきゃいかんという事が浸透してきています。
私自身がこの考え方の素晴らしさに気付きつつあるので、わたし自身が変わってきつつあると思いますね。

ー その中で一番インパクトがあった成果は何ですか?
穴見:「目標を立てるという中で、目標をつくらなければ起こらなかった事の実現可能性が最大化する」と書かれているんですけど、想像して目標を立てて、常に大きく考え、大きく行動する…常に出来そうもない事を口にして実際にやっていく。
それって自分が今までやってきた事ではないかなと。社員全体がそのように思って会社がそのように動いていく。または、いかないとこれから大きな夢の実現というのは有り得ないなと社員自ら口にして、限界はあると思いますが自分達で出来そうもない事を自分達で発表して、それを具体的にスケジュール化してそれぞれの役割分担とか、マイルストーンなんかもなるほどなと思う事で、色んな事が経営の方法として新しい発見があって、前向きに進むのではないかと思います。





私自身が変わった。そして周りが変わった。そして社員が変わった。





ー どのようなブレイクスル―が起きましたか?
穴見:私自身が変わった。そして周りが変わった。そして社員が変わった。会社全体が十分には変わりきれていないけど、どんどん変わっていくんではないかなと。今年の成果はかなりのものが期待できるのではないかと。そこが変わりましたね。

ー すごい会議の凄さはどんなところだと思いますか?
穴見:短時間でコミュニケーションで一つの考え方を改めていく…短時間で洗脳されていくところが凄いと思いますね…(笑)
電車で例えると…普通は順を追って理論で攻める“鈍行列車”なら、すごい会議は“新幹線”かなと。
具体性があってスピードが速いですよね。
アメリカ人の発想というか…垢ぬけした従来のやり方ではない発想が成果に結び付く大きな事ではないかと思いますし、非常にやり方がユニークでいいと思います。









地区長制度を発足して組織改革ができた





ー 川井でなければ出来なかった事って何ですか?
穴見:川井さんが来て、変わったっていうのは…その思いっきりっていう…まだ我々人が育ってない段階で、地区長制度を発足して組織改革をやったっていうのが大きく変わった事ですね。

ー 今後すごい会議を周りに勧めていくとしたらどんな風に勧められますか?
穴見:今度息子がやるという事を聞きましたけど、僕は僕、息子は息子…でも一言「やった方がいいよ」と言いました。
皆さんなかなか、短期間でそれだけのお金を払ってやろうと思う人は少ないと思いますね。
僕は過去に色んなコンサルティングを受けて経験しているから、その善し悪しをすぐ見分ける事が出来たわけだけど、勧めたい人はどうなのかなというと、我が社の仕上がり結果をみて、これなら十分にお勧めできるという自信を持って人様にもお勧めできたらいいなと思います。

ー 川井に合う会社とはどういう会社だと思いますか?
穴見:そうですね…一社勧めるとしたら…社長の個性が強いからなぁ。
これから伸びていっているところ。新しく伸ばしている企業がいいんじゃないかなぁ
年齢的には50~60歳くらいがいいんじゃないかなぁ
色々苦労されて、これからっていう企業がいいんじゃないかな。これから伸ばしていこうって…夢の大きな人がいいでしょうね。
なかなか地方の成功者っていうのはちょっとそれ以上伸ばしていこうという事があまりないですね。
どっちかっていうと老舗のタイプのところは向かないんじゃないかと思いますね。
これから上場しようかとか、上場したけどっていうとこが良さそうな感じがしますけどね。





伸びていく、安定していく…安定・不安定・安定・不安定…で、伸ばしている時、安定している時、伸びてる企業と言うのはそれだけ悩みも多いですからね。また、利益も出ているし、伸ばそうと思っているから。
すごい会議の本を読んでいるとIT関係だけれど、どこっちゅう事はないわね。





川井:ないと思います。





穴見:40~50歳代やね。60歳でも企業そのものが、売上がどういう角度でどうなっているかでしょうかね。企業が若いっていう事が大事ですね。経営者が若いっていう事よりも企業が若い、力強く伸びている企業がね。その為に亀の井で役に立つ事があったら使ってくれたらいいですね。
亀の井社長に聞いてくださいって言ってくれたらね。





川井:ありがとうございます!!





穴見:伸びているところはみんな悩みが多い訳ですからね。





売上対比15%の利益を目指す





ー これから出したい成果は何ですか?
穴見:売上対比利益15% 経常利益15%
絶対出したいですね。

ー 15%にこだわられる理由は何でしょうか?
穴見:「すごい」です。すごい会社です。
すごいというのは、銀行・証券・取引先に「あそこはすごいな、応援したいな」と言われるには売上対比15%の利益を出している会社だと思うんですね。


Day 2021年7月28日

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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸