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2016.5.7

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伝える と 伝わる

最近知り合った人に「ブログ早く更新してください!」とリクエストを頂きました。
誰かに期待されるってとても嬉しいものでした、定期的にちゃんと書きます!

どすえの仕事は移動が多いです。
4月は東京に住みつつも宮崎に1回、名古屋に2回、京都に3回ほど行きました。
そんな移動時間をどうにか活用しようと4月から本を8冊読みました。

そのうちの1冊が小説なのですが

「言葉の意味は往々にして受け取る側の感受性に委ねられる」

という1文が私には非常に印象に残りました。
(ちょっと前に話題になった小説です笑)

「就職」という言葉にワクワクする人もいればテンション下がる人もいます。
「大丈夫!」という言葉に安心する人もいれば不安になる人もいます。

メインのお仕事は会議の司会進行で、つまりは言葉を商品として使うのですが
(だからこそ小説のこの1節が印象に残ったのかも)
言葉の意味は受け取る側がどう感じるのかだという当たり前のことに気付かされました。

そもそも言葉というのは
概念や事象が先にあって、それらの共通認識を取るために開発された道具です。

MOTTAINAIという言葉が英語になったのは英語圏内に「勿体無い」という概念がなかったからのはずですし、
カタカナ言葉が今これだけ日本に溢れているのはそれを指す適当な日本語が存在しなかったからです。
そして、必ず概念や事象は個人の色眼鏡を通して捉えられ、認識されます。

にも関わらず私は最近自分の尺度で言葉を定義付けし、それを相手に押し付けていたことがありました。

コミュニケーションというのは「何を言ったのか」ではなく「何が伝わったのか」が全てです。

このまま突き進んでいたら「何を言うか」ばかりに注力し、愚かな間違いをするところでした。
相手は今なにを感じているのかを意識して話さなければ、コーチとしての成功すなわちクライアントに真のインパクトは起きないなと小説に教わりました。

大学生のころの私のアンテナは
・旅
・アホなこと
・スポーツ
などでした。

今のアンテナは
・言葉
・人の感情
・問題解決
などです。

人が日常からどんな情報を手に入れるのかはどんなアンテナを張るかに依存しますが、
今の興味が言葉や人のコミュニケーションの中にあるので
日々の友達との会話や広告のキャッチコピーなど日常にありふれた多くのことから学びや気づきを得られます。

「社会人になって一番変わったことは何か?」
の答えはもしかしたら
「どんなことからも学ぼう、知ろうとする姿勢が身についたこと」かもしれません。
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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸