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2017.6.26

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ジブチチャレンジ1日目

今回はいつもと志向を変えて
世界一暑い国ジブチ共和国での日記を書きます。
(今回、一見不可能を可能にする企画として世界一暑い国でダウンジャケット100着を売るためにいまアフリカのジブチ共和国に来ております。よく分からないと思いますが、そんなあなたはこちらをご覧ください。)

https://camp-fire.jp/projects/view/25989

私の今回のミッションはダウンジャケットを買うと口頭合意してくれたジブチの人たちに実際にダウンジャケットを届けて金銭のやり取りをすることです。(そのためにビジネスVISAまで取りました。)

問題は現地に"住所"という概念がないこと。限られた情報を元にその人に辿り着かなければならないのと、
2ヶ月前の約束を覚えていてくれるか?というのが最大の懸念です。

香港、アディスアベバを経由し、
無事乗り継ぎのトラブルなくジブチに到着。
手荷物検査で警備員に中身を聞かれ、
「ダウンジャケットです。」と答えるとみるみる怪訝そうな顔に。
カッターでダンボールを無理やり開けられ中身をチェックされる。
(ジブチは暑いぞ?バカかお前?)みたいな目で見られ、
「何しに来たの?」と尋問される。
「売りに来た。」そう答えるも、相手の顔は曇り空がまったく晴れない!
そこから30分くらい議論は白熱し、納得はしてもらえなかったが理解はしてもらえて税金とやらを払って無事に関門通過。

空港に両替所がなく、タクシーの運転手に両替したい!と言うと道を歩いているおばさんに声をかけ始める。
何事か?とみていたら、なんとそのおばさんが両替してくれるみたい。
ポケットやカバンからおもむろにお金を取り出し両替してくれた。歩く両替おばさんは慣れると普通に見分けられるようになった。
なぜジブチでは両替所ではなくて、両替おばさんなのだろうか?
見ていると、両替おばさんは車に声をかけ始め、車越しに次々と両替を華麗な手さばきで繰り広げている。

なぜ固定の場所ではなく両替おばさんなのか?
→両替おばさんのほうが効率いい・儲かるから
→なぜ移動式のほうが儲かるのか?
→固定だと人が来ないから
→外が世界一暑いから(このとき確か45度)
という結論に笑

この国は暑すぎて本当に人々が昼間外にいない。

ホテル到着後、
とりあえず4月にダウンジャケットを80着ほど大量購入してくれたモハメドさんを探すことに。
(モハメドさんの会社の80着大量購入により、我々の100着完売チャレンジは成功に至るのだが4月から一向に本人と連絡が取れず不安が半端じゃなかった)

場所が分からないので
もらった名刺を頼りに人に聞きまくる。
このためにフランス語の指差し会話帳を成田空港で購入。本を見ながら必死に話しかけるも、通じない!
発音がダメなのか?
→本の文字を見せても通じない!
→文字が読めないのか?識字率そんなに低いのか?
コミュニケーションを取っていると、なんとフランス語話せないそう。現地人はソマリア語みたい。
ソマリア語ってなんやねん。。。
携帯にその辺の辞書ダウンロードしていたもののソマリア語は無く。
もう、気合い。気合だけでコミュニケーションは取れる。

10人くらい声かけてようやくたどり着く!
ところがお店に本人がいない!
どうやらラマダン期間中で昼間は家で寝ているとのこと。
夜来てくれたら電話するよと言ってくれて時間が空いたので
日本大使館とJICAのジブチ支部に日本人の話を聞きにいくことに。

それにしても本当にジブチの人は優しい。
ヒッチハイクにもすごく協力的だし
なんか飲み物ご馳走になったし
ご飯もご馳走になりました。
詐欺に合わないか?とか強盗に合わないか?とか警戒していたものの
親切すぎて警戒した自分が恥ずかしくなりました。

というか警戒しなければならない世の中に悲しくなりました。
世界は愛で溢れている。
そんなジブチ人の愛に心が満たされるも
モハメドさんと電話通じず。
出ないんです!

これダウンジャケット渡せなかったら、本当に詰みます。
2日目なんとしてでもモハメドさんに会う!
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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸