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2018.9.5

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カウンセリング

コーチングとカウンセリングの違いをご存知でしょうか?


コーチング:クライアントが望むところを明確にし、そこに到達できるようにするためのコミュニケーションです。基本的に扱う内容は未来です。

カウンセリング:クライアントは問題と思い込んでいるものを問題でなくすることによって前進を促すコミュニケーションです。基本的に扱う内容は過去です。

普段、組織へのコーチングを通して
組織の目標設定や目標達成をサポートしているのですが

たまにコーチングできない人に出会います。

「1年後どうなっていたいですか?」と聞いても
「いや、どうでもいいです。なるようにしかならないので。どうせ自分なんて、、、」
という風に返ってきた場合、

どうしてもコーチングが機能しません。

精神的に健康でないとコーチングが働きにくくなります。


そして今回、私はとあるご縁で
有名な心療内科の先生にカウンセリングをしてもらいました。

カウンセリングと聞くとどんなイメージですか?

私はもともと
人に寄り添って話を聞いて親身になって一緒に問題を解決していく。
みたいなイメージだったのですが

カウンセリングを受けて
率直な感想は
「しんどかった」ということでした。

最初穏やかな感じでカウンセリングがスタートしました。

「昔はどんな子供でしたか?」なんて質問からスタートして
自分の価値観や大事にしていることなどを語っていきながら

色々掘り下げられていくと

自分が無意識的にも意識的にも遠ざけていて関わりたくないと思っていたものに
無理やり対峙させられていきました。

こんな自分のはずがない。

そんなことを考えながら

でも話をするたびに「自分ってこうなんだ」と真実を突きつけられます。

「カウンセリングって傷つきますね。」と先生に言うと、

「そうなんです。カウンセリングって傷つくんですよ。」と返されました。

衝撃的でした。

人は感情でしか動かないそうです。

何か行動を起こす。ということは
その行動を起こすことによって得られるものがあるから行動するそうです。

「行きたくないなぁ」とか言いながらいく飲み会も、
「仕事したくない!」と言いながらしている仕事も、
「こんなこと嫌だ」と言いながらやっていることも、

どんなことでもその行為によって手に入るものがあるからこそ
行動が起きているらしいです。

ただし、
何が手に入るから動いているのか?
ということを多く人は自覚していないことがあるそうです。


ちょうど同じ時期にある人にコーチングを受けている時に
「何事も許容するな」というテーマを話していました。

そこでは
「人が何かを許容しているとき、それは何かを失っている。何を失っているかに気付いた瞬間に人は我慢することをやめる」
という言葉に出会いました。


行動の裏に感情あり

というわけです。

自分のあらゆる行動を分析すると
自分が何を避けているのか?何が好きなのか?何を嫌っているのか?

より深いレベルで自己理解が深まります。

自分のことをよりよく知ることができると
人生の豊かさがものすごく変わる気がします。

行動している(もしくは、行動していない)ということは
何かの感情の現れである。

というものすごく大きな概念に出会ったカウンセリングでした。
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KAWAI-TAIRIKU 川井大陸