問題の特定

「問題は何ですか?」

この質問を会議の中で何度も口にします。

1つの議題の中で何回も「問題は何ですか?」と聞くことがあります。

-問題は何ですか?
目標達成していないんです
-目標達成するために解決すべき問題は何ですか?
みんなのモチベーションが低いんです
-モチベーションが低いことによってどんな問題が起きているんですか?
訪問件数が全然足りていないんです
-訪問件数目標はいくつで、今何件なんですか?
目標は今月中に100なんですけど今23です。
-訪問件数100件できたらどんな成果が手に入るんですか?
100件訪問できたら商談数が30件は確保できてそこから受注が生まれます。

みたいな感じです。
(例えのために若干味気ない会話になっていますがw)

ここでいうと
最初の「目標達成していないんです」を問題とすると

どうやったら目標達成するか?という議論になります。
そこから考えると現状の分析にすごく時間がかかる傾向があります。

いつも会議をしていて問題の特定にものすごく時間を使います。

何が問題か?がわかると
解決できる能力はおそらく多くの人が持っています。

問題解決は
・問題が何かを特定すること
・特定した問題の解決策を考えること
・解決策を実行すること
の3段階からなります。

【間違った問題の正しい解決策ほど手に負えないものはない】

とドラッガー先生の名言にあります。

ある組織で
問題は何か?と聞いていると

「情報共有ができていないことです。」

と回答が返ってきました。

情報共有ができていないと何が問題なんですか?

と聞いていくと

「ホウレンソウが曖昧だったりして無駄が発生しているんです」

とのこと。

無駄が発生しているというのは、実際どんな無駄が起きているんですか?

「通常15分で終わる作業に40分かかっています」

という回答になりました。

ここでは

問題を「情報共有ができていないこと」とするのか
「通常15分で終わる作業に40分かかっていること」とするのかで
解決策はまるで変わってきます。

「情報共有が問題なのか、15分の作業に40分かかっていることが問題なのか、どちらですか?」

となるわけです。

また、よくあるパターンが
問題は「成約率が低いことです」という場合に、
成約率をあげるための解決策は
ロープレをする、成約率の高い人の営業に同行する、話すトーク内容を変えるなどいろいろ思いつくにもかかわらず、何も実行していないことがあります。

この場合、
問題は
「成約率が低いこと」ではなく、
「成約率をあげるための行動を何もしていないこと」となり、

「どのようにすれば成約率があがるか?」を考えるよりも
「どのようにすれば成約率をあげるための行動が確実にできるか?」を考えた方が成果が出やすかったりします。

そもそもやり方が分からないのか、
行動が足りていないのか?
でもまた問題が変わってきます。

そして、私自身、人の問題はいろんな質問をして
特定するサポートをしている(むしろそこが仕事)のですが

自分のこととなると途端に分からなくなります。

なので行き詰まったときには
先輩に「コーチングしてください」と依頼します。

1つの会議で
「本当の問題は何なのか?」
「これが本当の問題なのか?」
「結局解決したい今起きている問題は何なのか?」

そんな質問を投げかけるだけで
アプローチが大きく変わることがあります。

自分のこととなると途端に見えなくなるのはなんでなんでしょう。
面白いです。

深センれぽーとその2

1つ前の記事に続き
深セン旅行で考えたことをまとめます。

▽we chatのインフラ化がえげつない
通訳さんの荷物みると現金を600円くらいしか持っていませんでした。
(しかもその600円は何ヶ月も使わずそのままらしい)

We chatという日本でいうラインみたいなSNSがあるのですが
そこのwe chat payというまぁ、line payみたいな機能で全ての買い物ができます。
タクシーも電車も、ご飯もスーパーも自販機もありとあらゆる買い物がwe chat payで済みました。

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(会社内のお菓子もwe chatで購入)

極めつけはスーパーです。
レジがなく、スーパーの棚には商品と商品のQRコードがあるんです。
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買い物客は買いたいもののQRコードをwe chat payで読み込んで、
その場で1つ1つ購入します。
買ったものは勝手に持ち帰っていい。
というシステムです。

このシステムはびっくりでした。

しかも物乞いしているホームレスさえもwe chatで寄付を求めるとか、、
紙に信頼を乗せる時代は必要性が乏しくなってきているのかもしれません。

深センでは現金を持ち歩かない人が多数派みたいです。
(逆にいうとスマホがないと生きていけない)

また、日本でいうところのUber eatsみたいなサービスが展開されていて、
何か欲しいものがあった時にネットで注文すると
近くにいる人が代わりに家まで運んでくれるサービスがあるようです。

あのカフェのコーヒーを飲みたいな。と思ってネットで注文すると
1時間以内に指定の場所(家やオフィスや遊び場)に届けに来てくれるみたいです。(しかもその手数料は100円くらい!)

ソフトウェアパークというスタートアップやベンチャーが集まっているところは
ランチをそのサービスを使って運んでもらって来る人がたくさんいました。

Amazonの24時間以内配送で衝撃を受けていましたが
1時間以内配送でした。

そんでもってラインやFacebookは使えないように制限されているので
もうwechat最強です。

将来日本もラインがそうなっていくんでしょうか。。

▽中国人の考え方
何人かでランチをとっている時でした。

とりわけをするときに、スプーンが必要になり店員さんに
「スプーンをください」と依頼しましたが
なかなか持って来ません。

待ちきれずに、1人のメンバーが自らスプーンを取りに行きました。
そのあとに店員さんが遅れてスプーンを持ってくると

「問題は解決しました」と通訳の人が伝えていました。

この伝え方は日本にはないなぁと思いました。

また、食事しているときに暑いなと言いながら
通訳の人が立ち上がって勝手にエアコンの温度を下げに行っていました。

問題をいかに解決するのか?についてのそもそもの行動のスピードや考え方が
日本と少し違うなと感じました。

中国人の人が図々しいなとアルバイトしていたときに思っていましたが
彼らなりに問題解決しようとしていただけなのかもしれません。

▽で、何をするか?
すごい会議でよく言われる言葉です。
「めっちゃ勉強になりました」「すごく感動しました」
「めっちゃ良かったです!」などと感想を口にしたもんなら
すぐさま、「で、何するの?」と聞かれます。

行動変容が起きない限り、その時間に意味はない。
という文脈があったりします。

4日間しかいなかった深センでしたが
日本は海外を見ていなすぎるなと感じました。

縮小していく日本市場でいかに戦うか?よりも
世界でどう戦うか?をもっともっと視野に入れていかないと
中国(海外)の人口の勢いや経済の勢いに一瞬でやられていくんだろうなと危機感を抱きました。

もっと海外の情報を取りに行くことをやります。
海外展開している人の話をもっと聞いたり、本を読んだり、
日本だけの基準で動いていてもあっという間に終わるかもしれないと感じました。

おまけ
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(謎のキャラクター)

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(どうやって入んねん)

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(歩道橋のど真ん中に乗り捨てされているシェアライド。多いときは1ヶ月で5000万台が作られていたらしい。シェアライドあり過ぎて、その管理が問題になっているそう)

深センれぽーとその1

大学時代、京都の100年以上続く寿司屋でアルバイトをしていました。

芸能人や、舞妓さんから地元の人や観光客までたくさんの人が来るお店でした。

その中でも中国人がめちゃくちゃ来ていました。

割り込むし、勝手にお店のもの触りまくるし、声はでかいし、分からない中国語で延々と話しかけてくるしで
アルバイトの私は
いかに他のお客さんに迷惑をかけずに中国人をさばくか?に全力を注いでいました。

そんなわけで中国人が嫌いでした(「中国人」と一般化する言い方が好きではありませんが
そういう人が多かったのでそう思ってます)

もともと私は旅が好きで、アジアは一通り回ったりしたのですが中国は1度も行ったことはありませんでした。

ただ、ここ数年の中国経済の盛り上がりや世界情勢における立場の向上や
中国に進出する日系企業も増えいていて、中国への興味は増えていました。

今回、中国の深センに行って来ました。

深センとは40年前に国の経済特区に指定された国で
約30年前は人口30万人だったのに対して
現在は人口2000万人です。

高齢者率が2%で、人口のうち336万人つまり約10人に2人がエンジニアです。
また10人に1人が創業しているそうで、もはやみんな社長やんけ!って感じです。
なかでも南山という地区には多くのスタートアップやVCが集まっていてこの地区だけで3~4兆円が運用されているみたいです。
(この規模はシリコンバレーを超えている)
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IT化が進む世の中で日本も将来はこういう風になるのかなと色々勉強したくて見に行ってきました。

深センで見たこと気づいたことを今回は書きます。

▽国の戦略が振り切っている
もともと深センという地域はただの山で本当に何もない地域だったそうです。
そんな地域にも関わらず、香港からアクセスがいいこと、海沿いにあることを理由に
国が40年前に経済特区に指定。
そこから40年間で建物をこれでもかというくらい建てまくり、
優秀な人材を集めまくり、企業を誘致しまくり、今アジアno.1の盛り上がりをみせるような場所になっています。
現地の人に話を聞いてみると、
昔は国自体がそんなに発展もしていないしお金もなかったので優秀な人間は海外に行っていたそうですが、修士や博士をとって深センに戻って来るとそのレベルに応じて1200万~6000万円の支給があるそうです。なかでも日本の東大はオススメで、理由は「誰でも入れるから」だそうです笑
お金もらえるし、海外の大学行くみたいです。

他にもいろんな事業が国営で運営されているため、潰れる心配がそんなにありません。
また、国が運営しているためか交通費が異常に安いです。
電車は3駅乗るのが40円くらいだったし、タクシーも40km(40分くらい)乗って1800円くらいでした。
最低限の生活をする分にはそんなにお金がいらないくらいに思えました。
話を聞いていると土地が高騰しまくっていて家賃は1人暮らしで12〜15万円が普通みたいでしたが。

また、街中に防犯カメラが設置されていて治安は非常にいいです。
(10年ほど前はチベットのほうからある民族が犯罪を犯していて治安が悪かったみたいですが、国が一斉に捕まえたり追い出したり、深センに入ることを規制し始めて改善されたみたいです。)

国の振り切った政策でめちゃくちゃ盛り上がっていましたが
一方で犠牲になったものも少なくないようでした。
「こんだけ人口が多くて、人や物が集まってうまくいくのは比較的簡単。
タイミングの問題で、うまくいくタイミングだからいろんな企業がうまくいっているだけ。
そんななかで追い出された人たちもたくさんいるし、こういう発展の仕方を望まない人も当然いる」ということを通訳さんは言っていました。

一番印象的だったのは
テンセントなどがある南山地区です。
ソフトウェアパークという東京ドーム4個分の土地に

800の会社と300のVCが集まっている場所がありました。
800の会社のうち半々でソフトウェアの会社とハードウェアの会社が分かれていて
日々モーニングピッチという投資家と起業家のやりとりが行われたり
IPOが行われたり(3年間で300会社くらい上場するらしい)
業務提携やMAが行われたり、、、

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(創業20年足らずで時価総額世界8位になったテンセント)

こんな目まぐるしく変化して、いろんな物やサービスが進化していく場所を見て
この勢いは経済という観点においては凄まじいなと衝撃を受けました。

自分を含めて、日本人は海外を見てなさすぎるなとひしひしと感じました。
旅が好きで海外はよく行っていましたが、
今回のようなビジネスの勉強に行くみたいな文脈はもったことがなく、
大自然を見に行きたい!って感じでいろんなとこ回っていたので
もっと海外のビジネスのこと勉強していかないとおいていかれるばかりだなと
危機感のようなものを抱きました。

日本は国として経済を盛り上げるためにどんな政策を打っているか?
というと働き方改革が最近の話題ですが
この施策によって解決される問題は何なのか?
ということを色々と考えさせられました。

この話題については今回は割愛します。

書ききれないので、
その2に続きます。

カウンセリング

コーチングとカウンセリングの違いをご存知でしょうか?

コーチング:クライアントが望むところを明確にし、そこに到達できるようにするためのコミュニケーションです。基本的に扱う内容は未来です。

カウンセリング:クライアントは問題と思い込んでいるものを問題でなくすることによって前進を促すコミュニケーションです。基本的に扱う内容は過去です。

普段、組織へのコーチングを通して
組織の目標設定や目標達成をサポートしているのですが

たまにコーチングできない人に出会います。

「1年後どうなっていたいですか?」と聞いても
「いや、どうでもいいです。なるようにしかならないので。どうせ自分なんて、、、」
という風に返ってきた場合、

どうしてもコーチングが機能しません。

精神的に健康でないとコーチングが働きにくくなります。

そして今回、私はとあるご縁で
有名な心療内科の先生にカウンセリングをしてもらいました。

カウンセリングと聞くとどんなイメージですか?

私はもともと
人に寄り添って話を聞いて親身になって一緒に問題を解決していく。
みたいなイメージだったのですが

カウンセリングを受けて
率直な感想は
「しんどかった」ということでした。

最初穏やかな感じでカウンセリングがスタートしました。

「昔はどんな子供でしたか?」なんて質問からスタートして
自分の価値観や大事にしていることなどを語っていきながら

色々掘り下げられていくと

自分が無意識的にも意識的にも遠ざけていて関わりたくないと思っていたものに
無理やり対峙させられていきました。

こんな自分のはずがない。

そんなことを考えながら

でも話をするたびに「自分ってこうなんだ」と真実を突きつけられます。

「カウンセリングって傷つきますね。」と先生に言うと、

「そうなんです。カウンセリングって傷つくんですよ。」と返されました。

衝撃的でした。

人は感情でしか動かないそうです。

何か行動を起こす。ということは
その行動を起こすことによって得られるものがあるから行動するそうです。

「行きたくないなぁ」とか言いながらいく飲み会も、
「仕事したくない!」と言いながらしている仕事も、
「こんなこと嫌だ」と言いながらやっていることも、

どんなことでもその行為によって手に入るものがあるからこそ
行動が起きているらしいです。

ただし、
何が手に入るから動いているのか?
ということを多く人は自覚していないことがあるそうです。

ちょうど同じ時期にある人にコーチングを受けている時に
「何事も許容するな」というテーマを話していました。

そこでは
「人が何かを許容しているとき、それは何かを失っている。何を失っているかに気付いた瞬間に人は我慢することをやめる」
という言葉に出会いました。

行動の裏に感情あり

というわけです。

自分のあらゆる行動を分析すると
自分が何を避けているのか?何が好きなのか?何を嫌っているのか?

より深いレベルで自己理解が深まります。

自分のことをよりよく知ることができると
人生の豊かさがものすごく変わる気がします。

行動している(もしくは、行動していない)ということは
何かの感情の現れである。

というものすごく大きな概念に出会ったカウンセリングでした。