解釈の罠

私がいま、すごい会議で働くきっかけは
礒谷さんというある先輩でした。

私は学生時代、プレイヤーとして常に自分が目立つこと、活躍することに人生の重心を置いていて、コンサルタントなんて職種には全く興味がありませんでした。

ところがどっこい、礒谷さんと出会い、すごい会議と繋がり、
今はコーチとして様々な個人や会社の成功をサポートしているから人生は不思議だなと常々思います。

そんな私の人生の恩人の先輩が本を出版しました。

「上位5%で辞めない人財を採る方法77」
https://www.amazon.co.jp/上位5-で辞めない人財を採る方法77-―1万人を面接してわかった-礒谷幸始/dp/4833422816

最初は単なるノウハウ本で「こういうの、知ってるなぁ」みたいに思っていたのですが
(先輩すみませんw)

よくよく読んでみると、
採用のテクニックにとどまらず、
組織としてどうあるべきか?
強いチームとは何か?

という本質的な問いが入っていてすごく考えさせられました。
思わず知り合いの人事の方にプレゼントしました。

チームに関わる人であれば採用いかんに関わらず
たくさんの気付きが得られる本だと思いますので
1度手にとってみてください。

この本は採用する側について書かれているのですが
私はどちらかというと学生目線の方が近しいので
今回は採用される側目線でいくつか感じていることを書きます。

最近月に3人まで学生面談をすると決めて動いているのですが
その際に伝えていることを1つまとめます。

◾️社会人の言葉に騙されないで

人事の人は毎日何人もの学生と話していて、いわばしゃべりのプロです。
言葉巧みに会社の魅力づけをし、学生の求めているものと自社の方向性とを繋げて
志望度を上げていくアプローチをします。

その際に、学生は「それってほんと?」という視点を持ってほしいです。

例えば、「うちの会社は本当に風通しが良く、裁量権があるので若いうちから会社の顔として活躍できます!」みたいなセリフ。

それってほんと?って感じです。

「新規事業に関われる。」
「人がいい。」
「チャレンジ精神が溢れる人で毎日が刺激的。」
人事の多くは解釈で話します。

「社員はどんな人が多いんですか?」
「仕事ってどんな時が楽しいですか?」
「今後は何をしたいんですか?」
一方で
学生も多くの場合解釈を聞きます。

解釈は人によって度合いが異なるので勘違いが起きます。
裁量権がある。と言っても
「5000円以下なら勝手に会社の経費を使ってもいい。」というのを裁量権がある。と言っているのか
「出勤時間が決まっていなくて、出社しなくてもいい。」を裁量権があると言っているのか、
「新規事業をいつでも社長にプレゼンできて、GOサインが出たら責任者として進めることができる。」ことを裁量権がある。と言っているのかで
裁量権が全く変わってきます。

「どんな事実から裁量権があると思いますか?」
「実際にどんな制度があるんですか?」
「裁量権をフル活用して活躍している人がどんな仕事をしているのか教えてください。」

など学生は事実を聞く必要があります。

よく、
「思っていた会社と違った。」とか
「言われたことと実際の業務が違った」といった声を聞きますが

①実際に人事が嘘をついた
②人事が言った解釈を自分の都合のいいように解釈した結果、実際の事実が自分の解釈とは違っていた

のどちらかです。
そして多くの場合、②の場合が多いです。

これは本当に不幸だと思うので
勘違いが起きないように、人事の言うことを”事実ベース”で聞き取る能力が学生には求められると思います。

私は
うちの会社を志望する学生がいた場合
事実をとにかく伝えるようにしています。

自分のスケジュール帳を見せて、どのように働いているのか?
何にどれくらい時間をかけているのか?
給料はどれくらいで、お金をどのように使っているのか?

そのようなことを学生が聞くのもありだと思いますw
何にどれくらい時間を使っていますか?
社内では今どんな問題があって、どのように解決しようとしていますか?
入社3年目で1番活躍している人は今どのような仕事をしているのか教えてください。

逆質問で自分が大切にしていること、譲れないところに関する事実を
社会人から引き出せる質問を考えておくと
より企業理解が深まって
納得度の高い就職活動の意思決定に繋がると思います。

すごい会議どすえも
新卒採用しておりますので
興味ある方は連絡くださいませ。

ブラック企業エピソードを事細かに話します。

自分の基準

ハワイにて、
人生4度目のトライアスロンの大会に出てきました。

すごい会議みんなでいくぞ!ということになり
30人近くでハワイ島に行ってきました。

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20人ほどが出場し、残りは応援です。

練習以上の成果は出ない。という言葉があり、
世の中の9割くらい間違いなく練習以上の成果は出ないと思いますが、

練習への取り組み方でいろんな発見がありました。

出場するメンバーはみんな各自得意な競技と苦手な競技があります。
(僕の場合、ランが得意で、スイムは苦手で、バイクは普通です。)

それぞれが自分で仕事の合間をどうにか見つけて練習をします。

僕の場合は毎日筋トレをしたり
朝6時から自転車に乗ったり
夜中ランニングしたり
スイムも週1ではどこかで時間をつくって泳ぎに行っていました。

ただ、振り返ると全て
自分の中で「これくらいやればいいかな」という”自分の基準”で考えて
練習していました。

先輩に「けっこう練習しました!」と言って練習内容を話したら
「あなた、ナメてるね」
と言い返されました笑

ある先輩は毎朝5時に起きて自転車をこいでいたらしいです。
眠くても、めんどくさくても、体調が優れなくても、
とにかく判断せずに起きたら自転車に乗る。
「ただそれだけだから。」だそうです。

雨の日も風の日も熱がある日も出張していても
とにかく毎日3kmランニングをもう3年以上続けている先輩もいます。

ある先輩はもともと泳げなかったそうですが、
(本番は海を1.9km泳ぐ)
週8プールに通って55歳にして見事に完走している先輩もいます。

私は出場したメンバー中おそらく真ん中より少し下のタイムでゴールしました。
24歳で、若さと気合いにあふれているにも関わらず年上の仕事めちゃくちゃ働いている先輩方に負けました。

それは自分の基準だけで考えて練習していたからだろうなと思いました。

自分なりに頑張った。
自分なりに考えた。

には何の価値もない。
という立場に立ってみることの重要性に気付きました。

後輩に同じく泳げない人がいて
その子は「泳げなかったんで週3回プール通って練習しました!」と言っていました。

<泳げない>というスタート地点は同じだったにも関わらず

週3回を「頑張った」とするのか
週8回練習することを「頑張った」とするのか
で全く成果は変わります。

うちの代表はよく
「成果の出ていないお前の脳みそで考えて判断するな」という言葉を使います。

自分の頭で考えて、将来を見通し、計画したり行動することが重要であると同時に

すでにうまくいっている、成果を出している人のやっていること、考えていることを
判断せずにとにかくやってみる。ということも重要だと振り返りながら感じました。

自分の基準、自分の当たり前で行動していると
自分の現時点での能力で出せる結果しか出ないわけです。

そうすると、
うまくいっている人の考え方や行動というのは
その時点での自分には理解できなくて当然かもしれません。

なぜならば、分かっていたら相応の結果が出ているはずだから。

メルカリの記事を読んだ時に
「メルカリのバリューは
・go bold(大胆にやれ)
・Be professional(プロであれ)
・All for one(全ては成功のために)
の3つで、社内では
”それってboldなの?”みたいな会話が飛び交っています」

という内容を見ました。

自分の基準で考えない仕組みです。

大胆なのか?
プロなのか?
そんな基準で物事が考えられ、意思決定され、行動される。

そんな基準で動けていたらうまくいかないはずがないなと記事を読んでいて思いました。

自分の基準でないもので
判断し行動することは違和感があるし、きっと抵抗があるし、
やりづらさもたくさんあるはずです。

ところが
非凡な成果のためには、求める成果が今の自分の延長線上にないものであれば、
基準値を変えて行動することを楽しんでいこう。

そんな学びのあるトライアスロンでした。
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