意志は弱いものとして受け入れる

先日とある先輩と

「忘れないようにする」と
「忘れられない仕組みをつくる」は違う。
ということを会話しました。

最近読んだ本に

「すぐやる人は意志力に頼らず誘惑そのものを遠ざける方がよほど楽だと考えている」とありました。

日本のコカコーラの利用者は1日5000万人だそうですが
その内訳は
自販機2000万人
小売店(スーパーやコンビニ)1600万人
レストラン900万人らしいです。

日本は世界的に見ると人口はそれほど多くない国ですが
世界一ソフトドリンクを消費しているらしいです。
それは、自販機やコンビニが大量にあるからだと言われています。

コーラ飲まない!
お菓子食べない!と決めても
目の前にあれば飲み食いしてしまうのが人間です。

ストイックに自分を追い込める人は本当に素晴らしいですが
残念ながら私はそんなに自分に厳しくありません。

やったほうがいいと分かっているのにできていないことがたくさんあります。
それは意志が弱いからだ!と片付けるのは非常に楽ですが
「もっと意識する」という解決策ではなかなか解決しません。(少なくとも私は)

「忘れないようにする」という解決策は
本当に心変わりして覚悟を決めたものに関しては機能します。
1日中そのことを考えるようになるからです。

ただ、そんな覚悟日常なかなか数多くできません。

忘れられない仕組みをつくる。
について最近私がやっていること、設けているMyルールを書きます。

・ 目標を玄関に貼り、毎朝唱和してから家を出る。
・ 1移動につき必ずセールスに関するアクションを1つ行う。
・ 本を常に持ち歩き、集合時間の待ち時間は本を読む。
・ 行動指針を携帯の待ち受け画面にする。
・ やると決めたことは自分宛にメールし、やり終わるまで既読をつけない。
・ 自分が見ていいなと思った記事を社内の新卒グループにシェアする。
・ ブログを毎週日曜日に書く(カレンダーに登録する)
・ 本当にやらないことが続いたら「〜できなかったら坊主する!」と謎に友達に宣言する
・ オススメされた本はAmazonでその場で買う
・ 吃る度に100円払うと会社のメンバーに行って吃るたびに罰金を払っている。

などです。
忘れられない仕組みにするコツは
① リマインド機能を外部に委託する・他者を巻き込む
② 視覚化し、常に見えるようにする
③ ルールにし、考えなくても身体が勝手に動くまでとにかくやり続ける(おそらく毎日の行動であれば最初の10日間くらいだけ我慢すれば勝手に脳がリマインドするようになる。)

とかなんじゃないかなって思います。

このブログが誰かの問題解決に役立てば幸いです。

意思の決定

人は1日に何回意思決定していると思いますか?

いろんな説があるようなのですが
だいたい1日に4万〜7万回意思決定しているみたいです。

今起きるかどうするか?
朝ご飯何を食べるか?
どんな服を着るか?
何時に家を出るか?
どんくらいのペースで歩くか?
数えだしたらキリがないです。

今の自分は過去の自分の意思決定の積み重ねの結果です。
過去の意思決定が1つでも違ったら今の自分とは全くの別人になっているかもしれません。

「だから君と出会えたっていうのは奇跡なんだね。」みたいなクサい台詞は置いといて

1日に4万回も意思決定しているのですが
未来に影響を与え得る意思決定はそのうち0.1%にも満たないようです。

つまり、1日に40回ほど未来を大きくかえる意思決定が人はできるわけです。
今日と同じような明日にもできるし、今日よりもずっと最悪な明日にもなるし、今日なんかとは比べ物にならないくらい素晴らしい明日がその意思決定によってつくられるのかもしれません。

自分は今日どんな効果的な意思決定ができたのだろうか?

と自分自身に問うてみると
「そんな意図して意思決定したかなぁ」と毎回思います。
本当にうまくいく発言ができたのか?
あれは効果的な振る舞いだったのか?
あの行動はもっとこうしたほうがインパクトあったんじゃないか?

いかに自分が意図して行動できていないのかを思い知らされます。

普段たくさんの経営者と会話したり、仕事をします。

経営者の方は日々多くの意思決定が求められます。
どんな人を採用するか?
クビにするかどうか?
事業をたたむのか続けるのか?
会社をどこに向かわせていくのか?

ものすごい重圧です。
普通の精神ではへとへとになると思います。

唯一正しい正解のない中で
非常に曖昧な状況のもとパワフルな意思決定をしています。

中でも採用は企業の命運を握っているのではないかと思います。

「人が第一、戦略は二の次と心得ること。
仕事でもっとも重要なことは適材適所の人事であって、優れた人材を得なければどんな戦略も実現できない。」
と伝説の経営者ジャックウェルチが言っています。

前回のブログでブラジルのセムコ社について書きましたが
(http://sugoikaigidosue.jp/ishidadosue/)

セムコ社をリスペクトして
すごい会議どすえの採用権が社員に渡されました。
社員が「採用」と言えばその人に内定が出されたことになります。

今までは代表が直接会って採用・不採用を意思決定していたのですが
今回、社員が内定を出してもいいという意思決定が会社としてなされました。

今まで私は学生と面談して
うちで働いたら人生豊かになりそうな人を代表に繋いで
代表が意思決定をして17卒を4名採用しました。

このときの僕の在り方としては
「向いている人は繋いだし、あとは代表と本人が決めればいいでしょ」
というもので、どこか他人事でした。

今回、採用権が自分についたことで
求められる責任と意思決定力が今までとは比べ物にならないくらい大きくなりました。

会社として大きなビジョンを描いているので
優秀な仲間を求めているのですが

誰を仲間として受け入れて、誰を仲間として受け入れないか自分で決めていくことになります。

今まで私がしてきた意思決定というのは案外範囲が自分の中だけで
自分にとっては大きな決断でも
人の人生が直接的にあまり関わっていないので
意思決定の”重み”自体はそんなになかったなと思いました。

経営者の方の意思決定は本当にすごいなと世の中の経営者への尊敬が本当に止まらなくなりました。

“奇跡の経営”に向かって

私の尊敬する経営者であるリカルドセムラーのセミナーを2日間に渡って受けてきました。

セムラーの会社は
出勤するも休むも自由
給料は自分で決める
経費使い放題
働く場所も働く仲間も自由
取締役会に誰でも参加できる

という5000人以上スタッフを抱えるブラジルの会社です。

一体どんな魔法が解き明かされるのだろう?
そんな期待を持って臨みました。

期待は幻想でした。
“奇跡の経営”は”リアリスティックなプロ集団で形成される超絶合理的な経営”でした。

どういう内容かのコンテンツに関しては直接お話しましょう笑
聞いてください!

セミナーを受けて
うちの会社でもセムラーからインスピレーションを受けて経営方針を変えました。

○全員やりたい仕事だけすることに変えました
会社の仕事を全て一旦棚卸しし、やりたい仕事は何か?を個人個人が発表しました。
やりたくないことは手放そうといくつか会社として手を引くものを意思決定しました。
それぞれがやりたいことだけやる。そんな仕事内容に変わりました。

○前提を疑い、商品が生まれ変わります
セムラーはセミナーで(毎回セムラーセミナーがダジャレみたいで個人的に面白いです)
「企業は成長しなければならない。利益を上げなければならない。理念経営をしなければならない。とよく聞くが果たして本当にそうなのか?」と言っていました。
セムラーの中で、「〜すべき」という言葉が一切ありませんでした。
経営者であるにも関わらず、「他の社員より私の方が失敗する」とさえ言っていました。

セムラーはあらゆることに問いを立てる天才だと感じました。セムラーの話は哲学的で達観していました。

そんな話を受けて、私の会社でも、
そもそもおれらの商品っていいんだっけ?的な話から始まり色んな物事を見直しました。

そうすると今まで当たり前だと信じていたものに意外と可能性が眠っていて、新たなプロセスが始まりました。

もともとすごい会議どすえは
・出勤なし
・給料自己申告制
とセムラーの経営をリスペクトして自由な経営を貫いてきましたが

今回本人の話を聞いて
表面的だったと気付かされました。

本質的に一人一人の才能が最大限発揮され
毎日仕事に向かうのがワクワクしてたまらない
そんな会社になりました。